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「★家庭で出来る自然療法」東城百合子 (著)(あなたと健康社 1978年1月)

→目次など

■「もっと早く知りたかった」という声の多い、自然療法のバイブル的ロングセラー■

・家庭で応急処置をしたい。
・できれば、薬を使わずに治したい。
・体に備わった自然治癒力を高めて治したい。
・完治を目指すのではなく、病気とつきあっていく方法をとりたい。
・西洋医学で治らない症状をなんとかしたい。

そんな需要に支えられて、昭和53年初版のこの本が、900刷を超えるロングセラーとなっています。

赤本』としてまとめられていた民間療法や、著者自身が結核の克服にあたって効果を実感した玄米療法、広い用途を持つビワなどを用いる療法が、病気別にまとめてあり、この本と出会えてよかった、もっと早く知りたかったという声が絶えません。
「はじめに」の終わりの部分を拾ってみます。

健康に生きたいのは、誰もの願いですが、願いのようでなく、心のように成るのも、自然の成行き。自然のいのちを大切に、身近な日々の食物、植物、薬草などをはじめ、海の幸、山の幸で早めに無理なく、生命力を高めることそこ大事な事と私は自分の体験を通して思うのです。

こうして本書では、養生食(玄米、くず、そば、ごま、梅干、ナス、黒豆、小豆、にんにく、きゅうり、はこべ、ごぼう、大根、海草、ジャガイモ、自然薯、鯉、れんこん、ハブ草、番茶、柿の葉、松葉、卵油、ゆきのした、アロエなど)、手当法(こんにゃく温湿布、生姜湯の湿布、ビワの葉療法、もぐさ、ビワの種、ビワの実、足浴、梅干湿布、芋パスター、豆腐パスター、みそパスター、そばパスター、からしの湿布、とじょう療法、にんにくを使った療法、すぎなを使った療法、砂療法、せいたかあわだち草など)、体操法(ヨガ、心身爽快法、弓の運動、鋤の運動、逆立ち、自彊術)による生命力の向上や症状の緩和法が説明されています。

たとえば、水むしの治療法として、本ものの醸造酢を風呂位の温度にしてその中に毎日十五分〜二十分位患部を一ヶ月毎日つけるとよいとしてあります。酢は三〜四日は同じものを使えるそうです。私は実際この方法でよくなりました。乳ガンなどの痛みにはビワの葉に温灸療法が大いに効果を発揮します。

目次と索引によって目的のページを簡単に見つけることができます。一度は実物に触れて確認しておきたい本です。自然食のお店でも扱っているほか、ネットショップでも扱っています。

本書で扱われている病気:
ガン
呼吸器系(流行性感冒・感冒、気管支炎、ぜんそく、肺炎など)
消化器系(胃腸カタル・胃ケイレン、胃拡張・胃下垂、脱腸など)
循環器系運動系(心臓病、動脈硬化・高血圧症、低血圧症、貧血症、通風など)
泌尿器(腎臓病、膀胱結石、夜尿症、頻尿など)
性の病気(淋病、梅毒、インポテンツ)
神経系および脳・脊髄(神経痛、五十肩、脳卒中、痴呆症、ウツ病など)
婦人(産前産後、つわり、月経不順、更年期障害など)
甲状腺(バセドー氏病、甲状腺の温冷法)
子ども(便秘、はしか、おたふくかぜ、とびひなど)
歯および口腔(歯の痛み、歯ぐきのはれ・歯槽膿漏、口内炎)
耳鼻・のど(外耳炎、中耳炎、蓄膿症、鼻血、鼻づまり、扁桃腺炎など)
(角膜炎、トラホーム、とり目、白内障、ものもらい、近視など)、
皮膚(湿疹、アトピー性皮膚炎、じんましん、水むし、しみ、いんきんなど)
外科・応急措置(うるしかぶれ、やけど、打撲、虫さされ、ガス中毒など)
肛門(痔、ヘルニア、外陰部のはれ・ただれ)
伝染病(腸チフス、赤痢・コレラ、疫痢、狸紅熱)
その他(衰弱、健忘症、虚弱体質、いきぎれ、乗り物酔い、過労、電子レンジや炊飯ジャー)


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「ルビリン」は東山動物園にいたアムールトラの名前です。土手で出会った子猫を迎え入れ、「るびりん」と命名しました。

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