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黒澤明関連ニュース:1998-上半期

5000アクセス達成
皆様のおかげをもちまして、当「黒澤明の世界」サイトは1998年2月13日に1997年1月からの累計アクセスカウントが5000を越えました。

訃報
俳優の稲葉義男さんが4月20日心筋梗塞のためお亡くなりになりました。享年77歳。
もともと俳優座の舞台俳優であった稲葉さんは黒澤監督の「七人の侍」で映画デビュー。七人の侍のうち、五郎平衛役を大変印象深く演じられました。
ここにご冥福をお祈りいたします。
昨年の三船敏郎さんに続いて稲葉義男さんがお亡くなりになったことで、ついに七人の侍たちも千秋実さんお一人となってしまいました。確かに映画自体が1954年(昭和29年)と今から44年前のものなので、これはもう致し方のないことなのかもしれませんが、何ともやりきれなく大変残念に思います。

マンガ黒澤明時代劇刊行
既にご存じの方も多いかと思いますが、中央公論社より黒澤時代劇を劇画化した単行本のシリーズが現在発売中。これまでに発売されたものは「七人の侍」上・下巻(さいとう・たかを)、「用心棒」(藤子不二雄A)、「蜘蛛巣城」(小島剛夕)で、まもなく発売の「椿三十郎」(小島剛夕)にて完結。また当初「姿三四郎」(石ノ森章太郎)が予定されていたが、石ノ森さんの死去に伴い欠番となった。

「キネマ旬報」三船敏郎追悼特集
昨年お亡くなりになった三船敏郎さんの追悼特集が組まれた「キネマ旬報」3月上旬号が2月20日発売になりました。定価820円(税込み)。

三船敏郎追悼本発売
毎日新聞社より、毎日ムックとして、昨年お亡くなりになった三船敏郎さんの追悼本「三船敏郎 さいごのサムライ」が現在発売中。
黒澤監督作品をはじめ、稲垣浩作品などの数多くの出演作品の写真を中心に、仲間の俳優や監督たちの追悼文によって構成されている。
なお、巻頭には黒澤明監督の特別寄稿文も掲載。定価1,800円(税抜き)。
お近くの書店で手に入りにくい場合には、毎日新聞の販売所でも注文が可能です。

三船敏郎さんの本葬
1998年1月24日(土)、昨年12月24日にお亡くなりになった三船敏郎さんの本葬が東京南青山の青山葬儀所において、三船プロダクション、黒澤プロダクション、東宝の3社による合同葬としていとなまれた。
当日は青空が広がり晴れはしたものの、かなり冷え込んだ気温の中、三船さんのデビュー作『銀嶺の果て』の谷口千吉監督や、俳優の千秋実さんをはじめとする関係者、またファンなど合わせて1800人の参列があった。
黒澤明監督は骨折のリハビリのため出席できず、ご長男で黒澤プロダクション代表取締役の黒澤久雄さんが黒澤監督の弔辞を代読した。
この日、仕事が休みでしたので、黒澤映画を通じていちファンとなった私も僭越ながら参列させていただきました。この詳しい模様については「追悼:三船敏郎」のページにてご報告いたします。
なお、この追悼ページはまだ途中のものです。近々に文章を追加して完全な形でお届けいたしますのでお待ち下さい。

「キネマ旬報」復刻版
キネマ旬報社より、過去に発売されて今や入手が困難となっている黒澤監督を特集した増刊号3冊をセットにした「キネマ旬報復刻シリーズ/黒澤明コレクション」が現在発売中。
その3冊とは、「黒沢明<その作品と顔>」「黒沢明・三船敏郎 二人の日本人」「黒澤明ドキュメント」で、定価8,000円(税抜き)。セットのみで分売はありません。
この本が復刻されたことを大変うれしく思います。いずれも大学時代には卒論を書くため大学の図書館で大変お世話になったものです。この中の文章のいくつかはすでに「黒澤明集成(全三冊)」(キネマ旬報社刊)に収録されてはいましたが、貴重な写真などもあり、手元に置いていつでも見ることができるので、早速購入いたしました。

「第52回(1997年)毎日映画コンクール」発表
「第52回(1997年)毎日映画コンクール」(主催=毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社)の各賞が発表になりました。
日本映画大賞は『もののけ姫』。
またこの中で、既に故人となられている、勝新太郎、杉村春子、姫田真左久、萬屋錦之介の各氏とともに三船敏郎さんに特別賞が授与されることに決まりました。
このほかの受賞作品、また受賞者などの詳しい情報は、毎日新聞「アウロス」にてご覧ください。

追記
三船敏郎さんの本葬の日程が決まりました。
1月24日(土)午後1時、東京都港区南青山の青山葬儀所にてとりおこなわれます。
三船さんの「死ぬときは静かに、ひっそりと密葬を済ませてほしい」という生前の遺志から、昨年12月16日に親族と親しい関係者で既に葬儀は営まれてはいるものの、多くのファンがいる世界的な名優のため、そのファンに対しても「お別れの会」を設けたいという考えで、三船プロダクション、黒澤プロダクション、東宝の3社による合同葬として開催されることが決まった。
なお、葬儀委員長は松岡功・東宝会長で、喪主は三船さんの長男史郎(しろう)氏と二男武志(たけし)氏。
また、故人の遺志により、供花、香典などは受け付けないとのことです。
上記の情報は、1月14日付毎日新聞東京本紙朝刊をはじめとした各新聞の記事によるものです。


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