ここのところ、 甲斐駒ヶ岳や鳳凰三山、
そして皇海山など、 日帰りのハードな山行が続いたので、 少しノンビリした山登りを楽しもうと、
日光の温泉ヶ岳、根名草山、金精山に登ってきた。
これらの山々は、 特に前から狙っていた山 という訳ではなく、 先般の男体山、
そして皇海山に登った時に、 地図(昭文社 『日光 白根山・男体山』)を眺めていて、
たまたま目に止まったという次第である。
何せ、 金精峠トンネルの手前から登って、 すぐに尾根上に到達できるのが良い。
そして、 未踏の奥日光の山を 思う存分楽しめるのが魅力的で、 さらに温泉ヶ岳
という名前が気に入ったからである。
尤も、 温泉ヶ岳は 『オンセンガタケ』 と読むのではなく、 『ユゼンガタケ』
と読むらしいことを 後で知って少々がっかりしたのだが・・・。
そして、 これらの山々は期待通り 素晴らしいものであった。 道は良く踏まれている割に人が少なく、
静かな山歩きが楽しめたのが一番で、 また、人の手が入らない原生林は 何とも魅力的であり、
さらに所々で得られる 男体山や奥白根山などの日光の山々、 そして菅沼、刈込湖などの展望も素晴らしく、
言うことなしであった。
体力的には、 意外と呆気なく根名草山に到達してしまい、 やや物足りなさを感じたのだが、
その後に金精峠から 反対側の金精山に登り、 結構ハードな登りを経験できたので、
十分に満足したのであった。
で、この登山には続きがある。
根名草山からは、 遠く 燧ヶ岳の双耳峰、 そしてその手前に 鬼怒沼の広がりを見ることができ、
感激したのだが、 その鬼怒沼を見た瞬間、 どうしても鬼怒沼に行ってみたくなったのである。
根名草山から見えた鬼怒沼は、 左右が山に囲まれ、 前後は谷から盛り上がって
台地状になっている感じで、 そう簡単にはたどり着けない 秘境の地のような印象を与えてくれたからである。
実際は、 女夫淵温泉から日光沢温泉経由のルートをとれば、 日帰りも可能なハイキングとなるらしいが、
地図を見ると、 大清水から毘沙門山(物見山)を越えて 鬼怒沼に至るルートがあり、
山を越えて秘境の地にたどり着く という冒険心をくすぐるようなシチュエーションがあることを知り、
行きたい気持ちに 拍車をかけたのであった。
それではと、 もう少し詳しく調べてみると、 片品村戸倉から大清水までの国道401号線は、 何と
11月9日から通行止めとのこと。 大清水から登ることができるのは 11月7、8日しかないことになり、
慌てて8日の日曜日に出かけたのであった。
結果はこれも素晴らしいものであった。
天候はやや曇りがちではあったが、 鬼怒沼の高層湿原の向こうに奥白根山が見え、 誰もいない湿原を独り占めであった。
山としては、 毘沙門山と鬼怒沼山に登ったのだが、 山の魅力は今ひとつ。 しかし、
今回の主役はあくまで鬼怒沼。 こういう登山もありかなと思った次第である。
しかし、大清水までの道が冬期閉鎖されるということで、 少々ノドが痛いの押して
8日に登ったのだったが、 お陰で下山後に 風邪がひどくなり、
寝込む羽目になってしまったのだった。
とはいえ、 時折、こういう登山も入れていきたいと 心から思った 最近 2つの山行であった。