タイトル 宇宙海賊キャプテンハーロック
放映年 1978〜79年
放映話数 全42話
松本零士原作の本作を、りんたろうが監督、小松原一男がキャラクターデザインを担当。水木一郎の主題歌もクール。映画版「わが青春のアルカディア」(1982年)もある

声の出演:井上真樹夫、神谷明、川島千代子、小原乃梨子、小山まみ、柴田秀勝ほか

好きでした、ハーロック。真樹夫さんのやや甘めの声に、ハーロックがぴったり…アルカディア号に乗りたかった

 ハーロックは特別だった。主題歌は大好きな水木一郎さんだったし、ハーロックの声はこれまた大好きな井上真樹夫さん…アニメ少女だったわたしにはグッとくる作品だった。がさごそと引き出しを探ると、出てきたぞ(笑)「井上真樹夫・ハーロック」と書かれた色紙が…当時、友人が井上さんのファンクラブのスタッフをやっていたこともあって、何度かお目にかかったことがあった。人の顔と名前をすぐに覚えてしまう方で、二度目にお会いした時には「●●ちゃ〜ん、元気だった?」。ハーロックの声で、花形の声で、 アルバートの声で、いろいろな声で呼ばれちゃった名前…いまも耳に残っている(笑)
 別におかっけでも、熱心なファン活動もしてなかったけど(そういうエネルギーがある方は、尊敬に値する!)同人本をやっていた頃、カリオストロやハーロックなど取り上げていたので、何度かご厚意に甘えてインタービューなどもさせていただいた。あの時、ファンを大切にされるお人柄に触れ、今もCSなどで井上さんの声が流れると反応してしまう(いい想い出だものねえ)
 宇宙、黒と赤のツートンのマントをひるがえし、浮かび上がるハーロック…その絵がものすごくカッコよくって、毎週TVにかじりついて見ていたっけ…無頼で、クールで…松本先生の源作の絵というより、わたしにとってのハーロックは小松原さんが作り出したハーロック。乗員を下ろし、一人(といってもミーメが一緒だけど)アルカディア号とともに去っていく。宇宙を彷徨うハーロック…わたしが描いた絵は、そんな宇宙から地球を懐かしんで見つめている…っていうイメージ。男の中の男、当時のアニメでは珍しい大人の男だった(2005.5.26)