タイトル ジャイアントロボ
放映年 1967〜68年
放映話数 全26話
少年サンデーに連載の横山光輝の原作を元に、東映が制作した特撮巨大ロボットもの。ロボの「ま"」というお返事が妙におかしかった。主演は、悪魔くんの金子光伸。

出演:金子光伸、伊達正三郎、片山由美子、桑原友美、室田日出男ほか。音楽はルパン三世などの山下毅雄が担当

お前はツタンカーメンか?(笑)エジプトチックなロボの風貌。やたらスローな動きで敵を倒していたっけ

 本作の原作者、横山光輝先生が不幸な事故で亡くなった。それを追悼する意味でジャアイントロボを取り上げてみた。主人公を演じたのは悪魔くんの金子光伸さん。わたしの夫は金子さんを「悪魔くん」と言うが、わたしはジャイアントロボの大作少年の印象の方が強い。世代によって微妙に違うのだろうか。(同じ様に、似た名前の子役、金子吉延さんは青影と河童の三平に分かれる)。ちなみに、大作少年@金子さんは、芸能界を引退の後、サラリーマンとなった。仮面ライダーの主役にとの話もあったそうだが諸事情によりそれも叶わず、1997年、若くして亡くなられている。残念なことであった
 本作は東映製作のせいか、時代劇ファンにはうふふな方がご出演されている。まず、東支部長の伊達正三郎さん。時代劇では悪役を演じられている方。ゲストにも外山高士さん、奥村公延さん、小林稔侍さんなどのお名前がある。室田日出男さんもご出演されていたっけ。キャプテンウルトラ同様、渋い役者さんがちらほら。怪獣は、なんだか巨大な目玉のお化け(悪魔の眼ガンモンス)の回を覚えているくらい。女の子は怪獣を覚えるのが苦手なのね(苦笑)本作は、やたら再放送されていた印象がある。夏休みや冬休みに子供アワーみたいな枠があって、そこで見ていた気がする。午前中、あるいは昼下がりに
 江口寿史さんが漫画の中でロボの言葉を「ま"」と表現していた。言い得て妙であって、そうそう、そう聞こえるよね〜と膝を打った。ま、ではなく、ま"、なのだ(笑)
 横山先生の作品は子供の頃のお馴染であった。鉄人28号、サリーちゃん、赤影…そして、本作。素晴らしい作品をありがとうと、感謝を込めつつ、先生のご冥福をお祈りする(2004.4.18)