タイトル 紅三四郎
放映年 1969年
放映話数 全26話
父の仇を追って三四郎が、ケン坊と犬のボケを引連れ旅をする。真っ赤な柔道着がクールだった三四郎。少年サンデーで連載されていた

声の出演:西川幾雄、雷門ケン坊、大竹宏、中田浩二、肝付兼太、内海賢二ほか

このバタ臭い顔がタツノコの個性だった。いま見ても古くない!素晴らしいことである

 みっちこと堀江美都子さんのデビューが本作<紅三四郎>であた。赤い太陽〜それより赤い〜、伸びのある声で唄う、まだ少女の面影を残したみっち。その後、アニソンの女王となった。だが、本作は最初、美樹克彦さんが主題歌を歌っていた。かおるちゃん、遅くなってごめんね@美樹克彦さんである。そう言えば美樹さん、山田太郎さんとコンビで<オレたち昔・アイドル族>なるユニットを作り「ブラックデビルの歌」を唄っていたっけ(笑)なんでみっちに替わったのか分からないが、美樹さんの歌もなかなかよかった
 先日久し振りに本作のオープニングを見たが、いやすごいすごい(笑)三四郎、試合相手をぶんぶん振り回していた。いねえよ、あんな奴なんて思わず突っ込みたくなる(笑)また、投げを打ったときは、それほど高い場所からではないのに回る、回る。いや〜、なんかものすごいのである。これって「柔道一直線」にも通じるなあ。本作と同じ年、1969年にはその「柔道一直線」も放映されていた。柔道は日本の国技、オリンピックでは確実にメダルが取れる競技である。わたしの父は空手の師範であったが、柔道の方も黒帯で、それ故この手の格闘技ものは父と見ていた。たぶん、大笑いしながら<^0^;;>
 それにしても、吉田竜夫さんの描く人はなんて色気があるのだろうか。男にしても、女にしても、日本の他のアニメとは一線を画していて、それがタツノコカラーであった。アメリカに行ったとき「Speed Racer」こと「マッハGO GO GO」が人気であったのに驚いた。1967年のアニメである。日本では再放送もなかなかされなくなっていた時分だ。玩具のお店に行くと「Speed Racer」のマッハ号が売っていたり、Tシャツがあったり。なんか異国で知る日本文化にちょっと感動したものだし、吉田竜夫さんの絵が<クール>なものとしてアメリカでウケているのが嬉しくもあった(2004.2.5)