タイトル キューティーハニー
放映年 1973〜74年
放映話数 全25話
土曜日の夜、8時30分から放映された、ちょっと色っぽいアニメ。1997年には再アニメ化され(キューティーハニーF)、来年は実写版も公開される。今だ人気の作品。原作は永井豪

声の出演:増山江威子、富田耕生、森功至、北浜晴子、吉田理保子ほか

ある時はギター弾き…なんて、まるで多羅尾伴内のようなキメ台詞。素敵だ

 この頃流行りの女の子、お尻の小さな女の子…その歌詞を口ずさみ(ど〜しよう…お尻が小さくないといけないのか…)と悩んだと、先日知人が笑いながら話していた。女の子にも人気だったキューティーハニー。色っぽかったけど、さっぱりした色気だった。ハニーの声は増山江威子さん。そう、新ルパンの峰不二子ちゃんである。不二子ちゃんよりハニーの声の方がしっくりくる。不二子の妖艶な感じより、ハニーのボーイッシュな感じの方が彼女の声にはあっていたのだろう。あるときは…と多羅尾伴内のようなキメ台詞、ハニーフラッシュの後、愛の戦士キューティーハニーさの見得。一連の流れの中、洋服がびりびりになり、肌もあらわなハニーちゃん。そして、如月ハニーからキューティーハニーへの変身。見えそうで見えないアングルが、色っぽいんだが嫌らしくない。ハニーって恰好良いじゃん!女の子にもそう思えたものだ
 永井豪さんはデビルマンやマジンガーZなどでも有名だが、やはり、お色気漫画の印象が強い。「ハレンチ学園」は漫画でも読んでいたが、ちょうど実写でTV放映が始まった頃もリアルタイム世代(小学生だった)。もちろん、学校で見てはいけないと言われたが、家は見たい番組はなんでも見せてくれたので、堂々と見ていた。「キューティーハニー」に「いやはや南友」、「けっこう仮面」。永井先生のこの手の漫画は大好きだった。嫌らしいというよりはあっけらかんとして明るい感じがしたものだが…女子の意見は面白い派と許せない派に真っ二つに分かれていた(笑)
 先日、CATVで深夜「けっこう仮面」が放映されていた。ビデオで制作された作品だが、こっちはやはりナマナマしい。何せ、生身の人間が頭隠して体隠さずである(苦笑)漫画で見たときもものすごい設定だとは思ったが、これを実写で撮ろうという勇気ある人がいたとは(笑)佐藤江梨子さん主演の実写版キューティーハニーも2004年夏に公開だそうだ。変身シーンはCGを使うのだろうか?素朴な味わいのアニメ版の変身シーンを思いだしつつ、サトエリのハニーのサイトの予告スポットを眺めてみたのである(2003.12.22)