タイトル マジンガーZ
放映年 1972〜74年
放映話数 全92話
ロボットアニメの元祖といえば本作。全92話も続いた人気作品である。その後も、グレートマジンガー→UFOロボグレンダイザーと続いていく。水木一郎の主題歌は名曲!

声の出演:石丸博也、八奈見乗児、富田耕生、柴田秀勝、北浜晴子ほか

あしゅら男爵。男であり、女であるというキャラクターはインパクトがあった

 巨大ロボットヒーロー者の元祖と言えば、本作である。「マ〜ジ〜ン、ゴ〜〜〜。パイルダ〜〜〜、オ〜〜ン」の叫び声とともに、主人公兜甲児の乗るホバーパイルダーがマジンガーZの頭頂部にドッキング。当時としては新鮮な設定だった。巨大ロボットものは、たとえば鉄人28号やジャイアントロボは、主人公が遠隔操作でロボットを操っていた。だが、マジンガーZはマシンに合体して主人公も戦う。死なばもろともな設定である。本作を見ながら、あんな頭の上の丸見えの部分に乗っていて大丈夫なのか?とよく思ったものだ。あそこを狙われたらひとたまりもないだろうに…機動戦士ガンダムで、お腹の部分にコクピットがあるのを見て、そうだよな〜、そこならかばえるよな〜と思ったものである。(マジンガーZはコクピットを庇おうとするとなんか情けないポーズになってしまう)
 本作は、悪役を含めた脇役が魅力的であった。マッドサエエンテストのドクターヘルに仕える副参謀、あしゅら男爵にブロッケン伯爵。個性的だ(笑)方や半分男で、半分女。方や、首が取れていて、いつでも自分で抱えている(笑)特に好きだったのがあしゅら男爵。なにせ、声が柴田秀勝さんと北浜晴子さんのダブルキャスト。声だけでも感動ものであった。また、ロボットも主人公のマジンガーZのほか、ヒロインさやかが搭乗したアフロダイA(なんたって武器はおっぱいミサイルだ(笑)子供心に衝撃的であった)、アフロダイが玉砕のあとさやかが乗ったダイアナンA、そして大好きなボスボロット(なんといっても、あのおバカな感じが好き)とバラエティ溢れている。敵方にもミネルバXなるロボットが登場し、マジンガー、アフロダイAと三角関係を繰り広げていた
 本作後、巨大ロボットものは玩具市場を巻き込み巨大化していく。だが、流れの速い玩具市場で、引き続き売られているのはマジンガーZ、機動戦士ガンダムなど数作品である。マジンガーはそれだけ長く愛されるキャラクターだった(2003.9.12)