タイトル デビルマン
放映年 1972〜73年
放映話数 全39話
永井豪原作の漫画をアニメ化。アニメと漫画ではストーリー展開がどんどん変わっていき、別物となった。映画版ではマジンガーZとの共演も

声の出演:田中亮一、坂井寿美江、山本圭子、永井一郎、柴田秀勝、北浜晴子ほか

不動明。美樹ちゃんの「アキラく〜ん」という呼び方が懐かしい

 あれは誰だ?デビルマンである。わたしはアニメ版で入ったので、原作を読んだときは衝撃だった。あまりにも悲惨、あまりにも空しく、そして、あまりにも壮大なラスト…アニメとは全然違う世界にギャップを感じたものだ。なんでも、最初、永井豪先生の企画したものをアニメは忠実に描き、漫画は描き進むうちにどんどん変化していった…らしい。明くんと美樹ちゃんも漫画であんな目に合うとは思ってもいなかったろう(笑)
 アニメ版で好きだったのはララのエピソード。ちょっとお馬鹿なララは、明くんが大好き。デーモン一族を裏切り、デビルマンの味方となるも、ドジで足を引っ張ることも度々。でも、健気にがんばって、最後には焼き殺されてしまう。ララの最後の場面にはずいぶんと涙したものだった
 デビルマンのアニメ版では渋い声や色っぽいの方が悪役をやっていた。来宮良子さん(演歌の花道だな)、北浜晴子さん(奥様は魔女のサマンサ)、武藤礼子さんに、柴田秀勝さん、加藤精三さん、大塚周夫さん、小林清志さんなどなど…今から考えれば豪華声優陣である。本作は土曜日の夜、8時からの放映であったゆえ、描写もお子様時間帯のアニメよりは多少エグくもできたのだろう。(わたしは、夕方の再放送で見た記憶の方があるのだけれども)。ただ、きっと今なら深夜枠で原作に忠実な哀しいラストになっていたかもしれない。アニメの明と美樹ちゃんもハッピーエンドとはいかなかったろう
 デビルマンのエンディング曲は好きな曲である。作詞、阿久悠さん、作曲、都倉俊一さん。アニメの主題歌としては珍しい組み合わせでは?このお二人の顔が並ぶと<スター誕生>が思いだされる。デビルマンの曲を聴きながら<スター誕生>…百恵ちゃんもびっくりの事実であった(2003.8.27)