タイトル タイガーマスク
放映年 1969〜71年
放映話数 全105話
梶原一騎原作、辻なおき作画のプロレス漫画をアニメ化。劇画調のラフな線を描くことで、躍動感が生まれ、プロレスという動きの多い世界を上手く表現している

声の出演:富山敬(途中森功至)、山口奈々、野村道子、柴田秀勝、野沢雅子ほか

ゆけ、ゆけ、タイガ〜…そう、2003年は虎の年だ〜

 虎だ、虎になるのだ…そう、今年は虎が燃える年だ!ということで(笑)タイガーマスクを取り上げてみた。当時、プロレスは超人気番組。わたしですら、父親が見ているプロレス番組を何気なく眺めているだけで、ジャイアント馬場やアントニオ猪木なんか認識したし。力道山はさすがに知らなかったけど(笑)ゴールデンタイムにプロレス番組は花形だった。この番組が企画されたのも、当時、日本テレビ系の人気番組が野球とプロレス。野球をテーマに<巨人の星>が放映されていたので、プロレスものも…ということで決まったらしい
 タイガーマスクにはどこか暗い影がついてまわる。エンディングなんか聞いていると滅入ってくるような曲(笑)すごくいい曲だけど…孤児院、孤児(みなしご)…虎の穴での非情な修業。悪役プロレスラーという自分に悩み、正義のレスラーに転身してもまだ悩み…ミスターXからは命を狙われ…伊達直人、なかなか辛い人生である。わたしのお気に入りは、大好きな声優さんの柴田秀勝さんが演じられたミスターX。なんだか、今見ると、ちょっとトニー谷チックな容貌だが、柴田さんの声の渋さと相まって大好きだった
 タイガーマスクの思い出といえば、弟が持っていたソフビ人形とリング。弟の相手をして戦ったが、もちろんタイガーは弟が取ったので、悪役レスラー担当。リング上で大暴れをし、正義のヒーロー、タイガーマスクをこてんぱんにやっつけていた(笑)弟は半泣きで、それからはわたしとあまり遊びたがらなかった
 虎、とら、トラ(笑)虎という言葉に反応する我が家では、タイガーマスクはヒーロー。夫の部屋には<虎の穴>という表札を掲げている。毎夜、口ずさむ、ゆけ、ゆけ、タイガー、阪神タイガ〜ス♪今年は、やるで〜っ!(2003.5.26)