タイトル レインボー戦隊ロビン
放映年 1966〜67年
放映話数 全47話
東映動画創世記の名作TVアニメ。原案をスタジオゼロが担当。ロビンを中心に、彼を守るロボットたち(看護婦型・リリ、レーダー担当猫型・ベル、ロケット型・ペガサス、早撃ち戦闘型・ウルフ、参謀役・教授、怪力・ベンケイ)が悪と戦う集団型ヒーローの先駆け

声の出演:里見京子ほか

大好きなウルフとペガサスのツーショット。寡黙なロボットとおしゃべりなロボット

 最近、CSで狼少年ケンや、スーパージェッター、エイトマンなどが放映されている。ぜひ、あらためて見てみたいのが本作<レインボー戦隊ロビン>である。特に、前半のパルタ星編。ロビンはパルタ星人の父(科学者ポルト博士)と地球人(すみ子)との間に生まれ、父がパルタ星に母共々拉致されたことにより、父の残した6体のロボットに育てられる。ロビンはパルタ星対地球防衛軍の戦いに戦士として参加。父母の救出と、戦争の終結のため、ロボットたちと共に戦う…そして、涙の親子対面…感動したなあ〜、子供心に。後半は、がらりとテイストが変わり、一話完結方式。コメディタッチあり、ミステリーあり、西部劇あり…となかなかバラエティに富んでいた
 中でも好きなキャラクターは、ウルフ。早撃ちが得意で、ニヒルな男(ロボット)…これって、誰かに似てる…そう、次元大介(笑)つまり、子供の頃からわたしの好みは一貫している。脇役で、主人公を支える頼りになる男…つまり、侠気がある奴が好きなのである。かめ夫は、ペガサスが好き。スーパージェッターの流星号とどっちがいい?と尋ねたら、答えはペガサス。理由は、おしゃべりができるから(笑)流星号じゃあ話し相手にはならないな、確かに…
 エンディングで可愛らしく踊っていたリリも大好きだった。リリ、リリ、おしゃれなリリ〜。ロボットなのに恋愛めいた話があったり、母性本能が強く、やきもち焼き。なかなか可愛げのあるヒロインだった。パルタ星のスパイ、ロメオとの悲恋を描いた<宇宙にかける虹>は印象に残るエピソード。少女漫画さながらのロマンチックなお話に、心躍ったあの頃…ウルフは好きだったが、作品を見ている時はリリになり切っていた。女の子だったのね〜一応(笑)
 ロビンにはいろいろなものが詰っている。家族愛、友情、ロマンチック、ミステリー、コメディ、シリアス…アニメゆえの楽しさがいっぱい詰ったおもちゃ箱のような作品…DVD、出て欲しいなあ…(2003.5.13)