タイトル 柔道一直線
放映年 1969〜71年
放映話数 全92話
梶原一騎&永島慎二コンビで少年キングに連載。ウルトラマンを放映していた、タケダアワーに放映されたスポ根ドラマ。1クールの予定が人気があり、92話まで放映された

出演:桜木健一、高松英郎、吉沢京子、佐々木剛、近藤正臣、牧冬吉ほか

ミキッペこと吉沢京子さん。丸顔で清楚な高校生。今ではいないタイプかな〜

 車周作の高松英郎さんのインパクトが強烈だった本作。桜木健一さん演じる一条直也の先生で、必殺技<地獄車>の生みの親でもある。高松さん、顔に力が入っているのである。濃い眉毛、大きな目、ぶわっと鼻の穴を広げて画面から睨みつけられ、子供時分ずいぶんと怖い思いをした。高松さん、未だにインパクトは当時と変わらない。ずいぶん前だが、バラエティ番組で嫌々バンジージャンプに挑戦させられていた。ヘルメットについたカメラに写る高松さんのドアップ。やはり、車先生そのものだった。あのお顔で絶叫していたのを見て、申し訳ないが大笑いをしたことを思いだす。高松さん…高いところが苦手だと叫んでいたっけ…
 本作は主人公の一条直也が成長していく過程を描いた王道のスポ根ドラマに、必殺技の特撮チックな彩りと、ミキッペとの青春ドラマもミックスした美味しい作りだった。ライバルがこれまた個性的。一番有名なのは足でピアノを弾いた場面が強烈な近藤正臣さん@結城真吾。当時近藤さんは20代後半で高校生を演じていた。そして、佐々木剛さん@風祭右京。風祭右京…うっとりするくらいすてきな名前だ(笑)そのほかにも、高校生なのにヒゲがはえている男がいたり、花形満みたいな髪形の男がいたり…覆面レスラーみたいなのもいた。いるか、あんな柔道選手!と、突っ込みながら見ていた記憶がある。(父親は空手だけでなく、柔道も有段者だったので、大笑いして見ていたっけ)
 ミキッペこと吉沢京子さんは本当に可愛かった。桜木健一さんとのコンビは本作以外でもあったと記憶する。わたしの小学校の同級生のお父さんが学校の先生で、吉沢京子さんは教え子だった。たぶん、本作当時だったと記憶するが、その友人の家に吉沢京子さんが遊びに来た話をしていて、なんだかすごく羨ましかった。別に、吉沢さんのファンだったというわけではないが、芸能人が家に遊びに来るなんてすごいっ!って思ったのだ。うちにもレッドバロンのお兄さんや、ズバットの親友がやってきたが、(当時の自分から見て)おじさんよりは吉沢京子さんの方がずっとありがたい気がしたのだろう。バチあたりなことである(笑)(2003.4.5)