タイトル 好き!すき!!魔女先生
放映年 1971〜72年
放映話数 全26話
石森章太郎の「千の目先生」を原案に製作された、ファンタジックな学園ヒーローもの。前半13話は学園もの、後半13話は「アンドロ仮面」が活躍するヒーローものと、1番組で2度おいしい。主演の「かぐや姫先生」こと、菊容子がその3年後に亡くなり、子供心にショックを受けた

共演:潮万太郎、森本レオ、牧冬吉、奥村公延ほか

本当に美しかったかぐや姫先生こと菊容子さん。永遠のマドンナです

 「月に代わって、おしおきよっ!」のセーラームーンよりずっと前に、「ムーンライトリング」やら、「ムーンライトパワー」という能力を使って戦っていたのが<アンドロ仮面>。<アルファー星の王女>である彼女は、<月ひかる>と名乗り東西学園小学部の先生として地球にやってきた。子供たちは、彼女を<かぐや姫せんせい>と呼ぶ…なんだか、可愛らしいお話の本作。主演の月ひかるを演じた菊容子さんの、明るく可憐な姿がこの役にピッタリだった。彼女を一目見て「…なんて奇麗なお姉さんだ…」と思わず感嘆したものだ。つまり、わたしのツボにくるタイプだった
 前半は学園ドラマ。森本レオさんがものすごく若くって、爽やかな感じの先生役を演じている。後半は<アンドロ仮面>大活躍のヒーローものに変身。菊さんの髪形もロングから(くりくりっとした)セミロングに変わっている。アクションシーンもけっこうあって、ミニスカートで足を蹴り上げるたり、胸がはだけたりとちょっと色っぽいシーンもあったが、彼女の品のよさでそれをカバー。この当時はそういう<お色気>シーンも結構許されていたのね。<プレイガール>などをCSで見るとびっくり(笑)土曜ワイド劇場もその手のサービスショット(誰にサービスだよ…)がばんばん出てきていた。おおらかな時代だったなあ…
 菊容子さんは花の盛りで亡くなられた。あの明るい、屈託のない<かぐや姫せんせい>は本当に月に帰ってしまった。子供心にも、その訃報はショックだった。先日「荒野の素浪人」で、可憐な菊さんの姿を発見。時代劇でもとても可愛らしかった
 それにしても、おじさんを描くのは得意だが、奇麗なお姉さんは苦手…もっと、勉強します、ハイ…