タイトル ウルトラセブン
放映年 1967〜68年
放映話数 全49話
未だに人気があるウルトラシリーズ、その中でも一番印象的な作品である。宇宙人や怪獣のデザインや造形が美しい。宇宙一ちゃぶ台が似合うお父さん@メトロン星人がお気に入り。がしゃぽんやらフィギュアやら出せば売れる。DVDもリマスター処理され秀逸

主演:森次晃嗣、菱見百合子、中山昭二、佐原健二、石井伊吉ほか

メトロン星人といえば!ちゃぶ台。初めて見たとき、感動した

 我が家で一番好きなウルトラシリーズといえば本作である。かめ夫は菱見百合子さんのアンヌ隊員が好き。ダン@森次晃嗣さんとアンヌ隊員の微妙な関係に、女子の心も揺さぶられました(笑)<ウルトラマン>と違って、そこはかとなく大人の香りがするドラマ…それがセブン。その後、<帰ってきたウルトラマン>では団次朗さん@郷隊員と榊原るみさんが恋人同士という設定が出てきたが、兄役の岸田森さんともども殺されてしまい途中退場。(子供心にも郷隊員が気の毒だったなあ)そういう設定を描くことが出来たのも、ダンとアンヌの関係を子供たちがそれなりに受け入れたからではないだろうか。最終回の二人のやり取りには、じ〜んと胸を熱くしたものだった(音楽も効果的だったし)
 大女優、松坂慶子さんの鼻の穴をドアップで見られるのも本作。31話「悪魔の住む花」で小さくなったセブンが身体に入るのだが、後年、あまりにも鼻の穴が大写しになり、乙女心が傷ついたと語っていた。気持ちはわかるぞ、慶子さん…アンヌ隊員がキュートなのも魅力。フジアキコ隊員にはそそられないが(桜井浩子さんはウルトラQのユリちゃんの方が可憐だった。彼女とスーパージェッターのカオルさんを見て、新聞記者になりたくなったものだ)アンヌ隊員は女が見ても素敵。峰不二子に通じるものがある。菱見さんがその後、プレイガールなどお色気系の番組でご活躍されるのを見てショックを受けた男性も多かったのでは?わたしは好きだったけど
 セブンの赤を基調にしたデザイン共々、メトロン星人もすばらしい色彩とデザインである。これだけポップな色使いをしていながら上品。<ウルトラセブン>はシリーズの中でも群を抜いてセンスがいい。成田亨さんが手がけられた最後のウルトラシリーズでもあった