タイトル アイアンキング
放映年 1972〜73年
放映話数 全26話
史上最弱の巨大ヒーロー(笑)生身の主人公(石橋)の方が強い

共演:浜田光夫ほか

●君たちは魚だ(1972年)全15話
ミユンヘンオリンピックを目指す4人の水泳選手の苦悩と挫折、そして成長を描いたドラマ。共演:桜木健一、佐々木剛、河原崎建三、范文雀、佐藤慶、林隆三ほか
永遠の青年のイメージ。先生役より年上なのに生徒をやっていたなあ

 石橋正次さんといえば、ちょっと影のある不良系の生徒で青春ドラマのよくご出演されていた。歌手としても<夜明けの停車場>がヒット。バリバリのアイドル状態だった。本作は人気絶頂の頃製作されたものである
 まずは、幻の特撮ものとして名高い(といっても近年、DVD化されたが)「アイアンキング」。石橋さん演じる静弦太郎と、浜田光夫さん@霧島五郎が悪と戦うのだが、普通じゃないのがその設定。主人公の弦太郎は生身の人間で鞭(アイアンベルト)を使って敵と戦う。アイアンキングに変身するのは霧島五郎の方で、それもめちゃめちゃ弱い(笑)弦太郎がとどめを刺すくらいくらいなのだ。その破天荒なストーリーに女性がからみ、カルト的な人気を得ている。それにしても…浜田光夫さん、見るからに弱そうだなあ…
 「君たちは魚だ」も結構カルトな作品である。なにせ、わたしの周りではあまり見たという人がいない(苦笑)時はミュンヘンオリンピックの頃。バレーボールも体操も強かった。水泳も田口、青木両選手が金メダルだった。で、本作。出ている俳優がみんな渋い。確か桜木健一さん、佐々木剛さん、河原崎建三さん、石橋さんが選手で、オリンピックを目指していた。そして、なにか曰くあり気な女@范文雀さん。スポーツものにしてはすっきり明るいドラマではなく、どちらかといえば暗い感じだった。范文雀さんとラブシーンもあったな。そして、何故か布団(ベッドが?)の上でクロールの練習をする姿が強烈にインプットされている
 両作品に共通なのは脚本家の佐々木守氏である。ウルトラシリーズからカルピス名作劇場、赤いシリーズに子連れ狼…いやあ、楽しませていただいたものばかり。知らずに見ていたものも多い。未だ現役、ご立派である(2002.9.24)