タイトル 素浪人・花山大吉
放映年 1969〜70年
放映話数 全104話(13話まで白黒)
近衛十四郎主演の痛快旅物時代劇

共演:品川隆二、花園ひろみ、佐々木剛ほか

●素浪人・月影兵庫
(1965年)全26話・(1967〜68年)全104話

●「素浪人・天下太平」(1973年)全26話
胸に<花・雪>の文字の着物は月影兵庫。猫が苦手の気のいい浪人。が、正体は…

 あの!近衛十四郎さん主演の<素浪人・花山大吉>が、東映チャンネルで2003年2月19日より放映されるのである。それも、モノクロ版から、ニュープリントで…く〜!羨ましい…我が家はCATVだが、残念ながら東映チャンネルはラインナップされていない。以前、2ヶ月ほどテスト放映されたときには有料でプログラムの中に入るのかな…と期待していたが、テスト放映だけで終わってしまった。CATV代も馬鹿にならないのだから、この上スカパーまで加入するわけにはいかない…あとは、<時代劇専門チャンネル>に賭けるのみである…(できれば月影兵庫からやっていただきたい。そうでないと花山大吉の1話目が面白くないではないか!)
 月影兵庫&花山大吉はわたしのファースト時代劇である。擦り込みになるくらいよく見た。特に、兵庫の最終回と、大吉の初回。兵庫と涙の別れをした焼津の半次が(駕篭を見送る半次の姿にぐっと来た)、兵庫と瓜二つの素浪人、花山大吉と出会い話しが進んでいく。あああ、見たい…1話目だけでもまた見たい(泣)
 それにしても、近衛さん、おっさんである。わたしが子供の頃にはすでにおっさんだった。月影兵庫の時で49歳、花山大吉の時には53歳…江戸時代ならもう寿命である。それが、すんごい長い刀を振り回し、ばっさばっさと敵を斬る。殺陣が豪快なのである。風貌といい、立ち回りと言い、真に強そう。見ているだけで安心する。半次が「だんな〜」と言いつつ付いて回る気持ちがよく分かる(笑)こんなお父さんだったらいいなあ。明るいし(笑)ただし、貧乏だけど
 ちなみに兵庫の着物、背中には<月>の文字。月、花、雪とはずいぶんと風雅な男である。素浪人シリーズをもっと知りたい方はこちらへどうぞ(2003.2.6)