<本日の食材について>| <菱の実の食べ方&調理方法>| <効用>| <物語・アイヌ語・いわれなど>|
<本日の食材について> ********** 1. 雑貨屋 ワーク悠 http://www.work-you.com/tobe-yunomi.htm 商品名:行者にんにく(味付け) 2個 合計額:720円 消費税: 36円 送料: 390円 総額: 1146円 2. 【お買上店名】黒松内町特産物手づくり加工センター トワ・ヴェール http://www.shokkaido.com(食 回 道 〜しょっかいどう〜) 【お買上商品】行者にんにく入りウインナー 【個数】 10個 【商品代金】3,500円 【送料】900円 【消費税】175円 【合計金額】 4,575円 3. いばらき生協 行者にんにく入りぎょうざ 12個入りx3 1,140円 4. くみはまSANKAIKAN http://www.agr-k.or.jp/~kyoto-j/info/shop/kumihama/shop_kumihama.htm 菱の実 【個数】2Kg(100g/100円) 【商品代金】2,000 円 【送料】945円 【合計金額】2,945円 *** 菱の収穫にはちょっと遅い、11月8日に使うために、 こちらで、収穫した菱を冷凍保存していただいき、前日に発送してもらうなど、 とても親切にしていただきました。 海が近い土地柄のせいか、菱の実は磯の香りがしました。 *** 5.みずほ 餅きび 1袋 525円 <菱の実の食べ方&調理方法> ********** 出典:ひしかり交流館 http://www.hishikari-kouryukan.com/tokusan/hishi.html -------------------------------------------------------------------------------- 1.水炊きし、しばらく沸騰させて、あく抜きをします。 2.あく抜きをしたあと、菱の実を500g新しい水に塩10g入れ、沸騰しはじめてから 30分程度ゆでてお召し上がりください。 *菱ご飯、野菜サラダに入れても美味しく召し上がれます。 *菱の実の二つ割りにする方法 菱の実を置き、まな板の取っ手のような「くぼみ」に入れてから包丁をあてがい縦割りに切ります。 菱の実は殻がかたいので切るとき、注意してください。 -------------------------------------------------------------------------------- ********** 出典:ひしで作られた焼酎「菱娘」 http://hishimusume.jp/ 薬膳酒には1.8リットルのホワイトリカーに菱の実150〜200gを6ヶ月漬け込んでください。 漢方薬局では、菱の実を砕いたものが民間薬、健康食品として売られており、煎じて お茶代わりに飲むことができます。 <効用> ********** 出典:ひしかり交流館 http://www.hishikari-kouryukan.com/tokusan/hishi.html ゲルマニウムとは、食物に含まれている有機ゲルマニウムのことで、ゲルマニウムが 含まれている食物は数が少なく、貴重なものです。 有機ゲルマニウムの働きとして、臓器中に取り込まれた貴金属やPCB等有機塩素系の 有害物を排除する働きがあり、健康とは密接な関係にあります。 ********** 出典:鹿児島県伊佐郡菱刈町ホームページ 大学名誉教授および医学博士の説によると、菱の実は「五臓六腑によい」と激賞され、 また野草茶として特選であるとすすめられている。菱の実には約15%の澱粉が含まれて いるほかにぶどう糖、たんぱく質、カルシウム、ビタミンB群およびビタミンCが ふくまれている。現代薬理学の研究では、菱の実はガン細胞の増殖を抑制する のに効果があることが発見されている。李時珍の「本草網目」には「菱の実の粉で 作った粥は胃腸をよくし、内在する熱を解き」中年の人および老人が常食すると 「胃および脾臓を健康にして足腰をつよくし、体内より元気が湧き出るようになる。」 とかかれている。また、菱の実は昔からガン(胃ガン、子宮ガン)胃病、婦人病、 便秘、胎毒、酒毒などに効用があるとして、菱の実を日干しして煎じて飲む習慣があった。 ********** 出典:ひしで作られた焼酎「菱娘」 http://hishimusume.jp/ 菱は古来より胃腸薬、滋養強壮の薬として利用されてきました。 菱には有機ゲルマニウムが多量に含まれています。 有機ゲルマニウムは体内の酸素を著しく増大させ、有害な毒素や老廃物を体外に排泄させ、 細胞や器官の働きを活発にするので、免疫力や自然治癒力を高めるといわれています。 また、脳の酸素欠乏が原因とされる精神病にも効果があるともいわれています。 ********** 出典:八仙堂 http://www.hassendou.com/minkannyaku.htm 消化促進 滋養強壮・消化促進・二日酔いなどに生食したり、茹でて食べる。 <物語・アイヌ語・いわれなど> ********** 阿寒湖のマリモのアイヌの伝説。 出典:てぃんくの家(花物語) http://members.jcom.home.ne.jp/tink/ 昔、阿寒湖にはたくさんの菱の実(ペカンベ)が実っていました。ある日、阿寒湖の 神様は湖を見回っている時に菱の実を踏んで痛い思いをしました。菱の実が落ちると湖が 汚れるし、人間が実を採ろうとして湖を汚したりするので、もとから快く思っていな かった神様は怒ってペカンベ達を追い出すことにしました。ペカンベ達は阿寒湖に 住みたいと一生懸命に神様に訴えましたが、神様は聞き入れてはくれませんでした。 怒ったペカンベ達は標茶町の塘路湖に引っ越すことに決めました。ペカンベ達は阿寒湖を 去る前に、阿寒湖が汚れるようにと、阿寒湖のほとりの草をむしりとって丸めて湖に 投げ込みました。その草がマリモになりました。マリモはアイヌ語でトーラサンペ (湖の妖精)、トーカリップ(湖のつくったもの)などと呼ばれました。 ********** 塘路湖の菱の実祭 ベカンベカムイノミ 出典:イルカの博物誌(アイヌのレプンカムイ) http://www2.starcat.ne.jp/~delphyne/index2.htm 塘路湖は釧路川を河口から30kmほど遡ったところにある内陸湖である。 それなのに、シャチを湖の神としていることに、興味を引かれる。釧路湿原の 東北端に位置し、9月でも最低気温は10℃を下回ることが珍しくない。 菱の実は8月から9月に熟すると言う。犬飼哲夫によると、アイヌコタンがこの湖畔に 開かれたのも、菱の実がたくさんとれることが理由の一つらしい。菱は水面に繁茂する 草だが、その実は澱粉が多く、主食になるのである。 湖では魚もいろいろ採れるようだが、漁祭りのようなものは行なわれなかった。 自然の恵みを感謝する祭としては、ベカンベカムイノミという名の、菱の実の収穫祭が ただ一つのものだったという。ベカンベは菱の実のことである。植物の採取にそういう 特別の地位があたえられているのは、アイヌでは珍しいことである。 犬飼哲夫によって書かれた祭の見聞録は、ややわかりにくい個所があるものの、 興味深い資料である。祭りの朝、祭主の家の炉に、火の神アベフチに供える イナウ(木の棒の一部を削りかけに作った、一種の幣)を立て、カムイノミ(祀り)を 行なう。「アイヌのために恵んでいただいたベカンベをちょうだいします」と祈り、 神から収穫の許しを得る。湖畔につくと、神の岬とされているところに行く。 ここで湖の主神に対するカムイノミをする。主神はトーコロカムイ、すなわち塘路湖の 神という名をもっているが、つまりはレプンカムイ(シャチ神)なのだ。レプンカムイに 捧げるイナウと同じ形式のイナウを、ここで神に捧げるというのだが、ただ実際どういう 形のものなのかは、犬飼の文からはわからない。 シャチを現す祖印もつけられていると言うことだが、これも詳細は不明である。そう いうイナウのたくさん立ててある前で、長老を中心に唱え事があり、酒箸などを用いた 儀式があるのであろう。女たちは歌舞をしたということだ。そのあと、本宮ともいうべき ところに移って再びカムイノミをするのだが、その場は「湖のなかのでっぱり」という 良く分からない表現で説明されている。 何年分ものイナウが重なって立っているところがあり、そこがすなわち祭場である。 まずその左手に大きな石がいくつも置いてあるところがあり、それは大漁の時に魚と 一緒に網にかかってあがってくる石だと言う。そこにはトーコロカムイ=シャチのイナウが 捧げられている。 シャチのイナウは、他のイナウよりも一段低く挿すものだという。メインの祭場のほう にもシャチのイナウが立てられるのだが、こちらのほうは他の神々、例えばシマフクロウの 神などのイナウも並べて立てられる。シャチ神の眷属神のイナウもある。渚の神 チェパテカムイは魚を授ける神で、シャチの配下の神とされている。それらの神々の イナウの立ち並ぶ前で長老を中心に祈りが捧げられ、女たちが歌舞をする。酒も入って 熱狂的な状態になるなか、長老の妻によって儀礼的な菱の実採りが行なわれるそのあくる 日から、土地のアイヌたちは自由に菱の実を採ることができる。菱の実は軽く干せば数年間 の貯蔵に耐えるものという。 さて、湖にはシャチの伝説があるという。ある時、レプンカムイが海から釧路川を遡り、 塘路湖に入ってきて、ものすごい勢いで泳いだ。その時、どこからともなく、女の声が した。声の主の姿は見えなかった。岬の前に神の舟の舟跡が泡立っていて、ベカンベカムイノミ をするところにとどまった。その岬が神の岬だという。せっかくの伝説だが、残念ながら 主語さえはっきりしない文章で書かれていて、カムイノミをするところにとどまったのが 泡なのかシャチなのかもわからない。ほんとうはシャチと女との関係等、いろいろ物語が あったに違いないのに、と惜しまれる。 ********** 菱の実採りの歌 出典:因幡の白兎・考(2)「因幡」と「気多」 http://www.dai3gen.net/sirousagi2.htm 更科源蔵の「アイヌの神話」p184には下記の歌謡が紹介されていて、keta=群落、と している菱の群落(ケタ)が稔った(ハタ)、菱の群落(ケタ)が赤い(フレ) これは菱を採集するときに唄われる労働歌であり「菱の祭のときにだけ、他の祭事には ほとんど現れることのない太陽神にあげる木幣(イナウ)が現れる」と書いている。 しからば逆に「群落」とか「群れ」とかのアイヌ語を調べてみても topaとか rupが 出てくるだけで keta 或いはその類似音は見つからない。 知里真志保の「アイヌ語分類辞典・植物編」の「ヒシ」の項を読んでゆくと、上記の 更科源蔵が収録した歌と同じく菱の祭りで唄われるものとして次のように出ている。 ge-ta-ha-ta-a, ge-ta-hu-re-e これに関して知里真志保は「geta は ketcha「果柄」か。とすれば getaha は ketchaha「その果柄」である。第一句は「その果柄とってみたか? ということになる。 第二句は「果柄は赤いよ!」であろう。 つまり更科源蔵は keta を「群落」と、知里真志保は geta を「果柄」と捉えている。 いずれにしても「菱」というその実を食用とする植物に関係している、と考えて良いよう である。 さて、菱でも大きいものをオニビシというがそのアイヌ語は ine-aw-us-pekanpe (4つ・舌が・ある・菱の実)という。菱の葉の態様に因る名称である。この前半二つの 音節が inaw 木幣に近いことも目を引く。 ********** 雛の節句の事 -なぜ、菱餅?- 出典:一煎差し上げます http://homepage2.nifty.com/mow2/ 化け物から子供を守る為に「菱の実」を使ったとういう中国の故事から、子供を守る 意味をこめて「菱」の餅、「菱形の餅」となったとか・・・