サンドラ・ブロック、素敵です。アメリカ人でもこんな人がいるんだなぁって思いました。亡くなったお父さんのコートを着て、袖が長すぎるのがかわいらしい。困った時の目つきや口のゆがめ方なんかもかわいらしい。でもどこか寂しげな表情なんか男の人じゃなくても魅力的ですね。

ビル・プルマンも素敵です。眠ってるお兄さん相手にトランプで勝った方がルーシー（サンドラ・ブロック）を取るってゲームをして、勝手に負けておいてもう一回やり直すなんて、すっごく気持ちがわかるような気がしました。その時の表情もすっごくいいです。“インデペンデンス・デイ”の大統領役はできすぎの感があったけど、彼だから許してしまいます。そう言えばこの頃、うちの家だけの話ですが、大統領ものに凝っていて、“インデペンデンス・デイ”の他に、“アメリカン・プレジデント”（アネット・ベニングの笑顔が素敵！）、“デーヴ”、“恋の立候補・ふたりの大統領戦”（主演の二人が大好きです。ダイアン・キートンとエド・ハリス！）を繰り返し観てました。大統領ってアメリカではヒーロー、またはヒーローであるべきなんですね。日本で首相がヒーローになるなんて事、考えられませんもんね。

話を戻して…ジャック（ビル・プルマン）が家具職人になるからお父さんの仕事をつげないと言った時、お父さんが承知したのもびっくりしたけど、それよりその後、仕事の電話をしろとお父さんに言われて、それはお父さんの仕事！と断った時…この時の方がびっくりしました。お父さんもそうだな、明日自分でかけるって言うんですよ。アメリカですねぇ。実際はどうか知らないけど、ありそうな気もします。

最後のジャック他、一家総出でルーシーにプロポーズをするシーン、結構胸に来ました。家族皆に望まれてるなんて最高ですよね。あっそうか、一人だけ、大歓迎ってわけには行かない人がいるかな？

悪い人が全く出てこない映画っていいですね。現実離れしてて。その現実離れを感じさせずに作るなんておしゃれな映画だと思います。

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