まずはジョディ・フォスターのファンということで見ました。あいかわらず美しく、かっこ良く、頭良さそ〜でした。確かにSFですが、典型的な日本人には理解しにくい宗教と科学のせめぎあいみたいなものがメインテーマのようで、また働いている女性が一度は経験するような一般社会の表面には出ない非情さもあり、私には見ごたえ充分でした。

それに早くに親を亡くした寂しさが他人事には思えず、父親を亡くしたばかりの幼いエリーがハム通信で、｢CQ、CQ、お父さんいますか？｣と呼びかけたときは思わず涙が出ました。

ただひとつ、やはり日本は人ではなく金銭面で協力するとか、日本人（特にいざポッド−瞬間移動装置−に乗り込む際の技術者！？〉や日本のホテルの描き方には、まだまだ誤解が多かったのが残念でもあり、結構笑えました。

とにかく原作者があのカール・せーガンで、製作はやっぱり科学者のその奥さんが作った映画ですから、素人の私には科学的そのものでした。よくあんな映像が作れたものだと思います。ポッドや異次元世界の美しさ、迫力は圧倒的でした。

それから、トム・スケリットって特に有名な俳優さんではないですが、結構ちょい役であちこち出てますよね。この映画では憎たらしい役ですけど、やっぱりこの人も科学者なんだ、どうしても宇宙人に会いたいんだって思わせてくれました。｢マグノリアの花たち｣以来、注目してる俳優さんです。

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