2002夏、北海道
8日目ー朝
次の日、札幌から定山渓を抜け、洞爺湖に向かった。 去年も洞爺湖に行ったが、
噴火のあとの生々しさが忘れられず、今年も行くことにした。
行ってみると、去年より火口の近くまで遊歩道ができていて、かなりあちこち
見学できるようになっていた。
しかし道路はバキバキに変形し、かつては市道だったと思われるところは
小高い丘や谷になっていた。
廃墟となった家や工場や、一日にして廃車になったと思われる車などもあった。
このトンネルのようなものは、地下7mから隆起してきたものだそうだ。 大自然は恐ろしい。
しかし、洞爺湖のパワーはすごい!
ミニホースに100円でエサをあげるコーナーが。
復興でお金を集めるためならなんでもする、
商魂たくましき洞爺湖の人々である。
がんばれ! 洞爺湖!
洞爺湖を後にして、北海道最後の林道「早月林道」を走った。
今回走る林道はどこもフラットで走りやすいが、あまりにも走りやすすぎて物足りない。
まあ、旅先で荷物満載なのでしかたないか。
林道を過ぎ、登別を抜けて室蘭へ・・・というときに雨が降り始める。
しかもハンパな雨ではなく、ものすごい土砂降りである。 どうも今年はついてない。
途中、厚い雲と海とのコントラストが綺麗だったので、写真を撮ってみた。
室蘭につく頃には雨は止んだ。
こう何度もふられると、もうカッパは標準装備であり、ほとんど脱ぐことはない。
室蘭ですこし時間があったので、地球岬に寄った。
天気がよけりゃ水平線がばっちりで、ああ、地球って丸いんだなぁと感動できる
場所なんでしょう。 きっと。
フェリーターミナルでバイクを簡単に点検すると、リヤのブレーキパッドが
ほぼ鉄板であることが判明(笑)。 まだ8千kmちょいなのに、リヤブレーキ使いすぎですな。
ここから先はフロントのみで走ることになった。
そして、とうとう北海道とお別れです。 さらば北海道。 また来るぞ。
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