2002夏、北海道
9日目ー早朝
八戸には夜中に到着です。 フェリーで爆睡したので、午前3時だろうがなんだろうが、
バイクを走らせます。 とりあえずは十和田湖に向かい、そのあたりの温泉に入ることにした。

途中のコンビニで見つけた。
うまかったっす。


谷地温泉の朝焼け
そして寄ってみました谷地温泉。
湯治で有名なところらしいが、ひなびた感じがすばらしい。
朝の5時に入れるとは思わなかったが、カギが開いていたので
入っちゃいました。 出たときにちょうど宿の人がいて
7時からなんだけど・・・」と言われてしまった。
ま、入ったモン勝ちってことで、ご勘弁ください(笑)。
ちゃんとお金は払ったよ。 すごくいいお湯でした。
しかも美しい朝焼けも見られました。




バイクに跨り、酸ヶ湯温泉をわき目に見ながら走る。 
十和田湖周辺には温泉が多いが、ツーリングマップルに載っていた
「朝早くから入れる温泉」の温湯温泉に到着。 入ってみたら、これがただの銭湯(笑)
うーん、いまいち。

とにかくこのリベンジをしないと気がすまないので、青荷温泉に向かう。
ここは、通称「ランプの宿」として有名らしいが、国道から一本道の山道を
登っていく。
で、その宿の人が描いた看板がコーナーごとの電柱にいっぱいかかっているのだが、
これがまたおもしろい! ズーズー弁でかいてあり、ユーモアたっぷり。
「ヨソ見スンデネゾ アド5K」(よそ見するなよ あと10km)みたいなかんじなのだが、
この面白さはやはり走ってみないとわからないので、機会があったらぜひ走ってみて欲しい。

楽しみながら走っていると、突然“牛”が路上にいるではないか!
どうやら放牧しているらしいが、対向車ならぬ対向牛に出会ったのは初めてだ。

ランプの宿に到着したが、一般の入浴は10時から。 ショーック!
ここで1時間半もつぶすのもちょっと・・・というわけで、そのまま出発した。

次に向かうは「奥八九郎温泉」。 ここはなかなかワイルドな温泉のようなので、
期待に胸を膨らませる。 温泉の近くまで行くと、地元の人の手づくり看板があり、
林道の奥に温泉があるらしい。 早速林道へGo!

途中、ちょっとガレていたが、たいした事はないのですんなり到着。

林道の右側、赤茶けた
土が→

天然ジャグジー温泉


ジャグジー吹出口

しかしこの温泉・・・ワイルドすぎやしないか?
本当に、ただの林道のわきが、赤茶けた土(たぶん鉄分だろう)の広場になっていて、
ど真ん中でお湯がボコボコ湧き出している。 林道は、20分に1台くらい車が通る。
すっぽんぽんになれば、当たり前のように人に見られるわけである。 
しかし! ここで温泉を逃してしまうのはもったいないのでやっぱり入ることにした。

ここは天然のジャグジーで、ものすごい勢いで気泡が吹き出している。
お湯はいいんだが、山の中なのでアブとハチの攻撃がすごい。
5分くらい浸かって満足。 入浴中には車は通らなかった。

あとで調べると、ここは「奥々八九郎温泉」というらしい。
全部で3つの八九郎があり、いきなり一番奥に行ってしまったわけだ。
ま、とりあえず温泉には入れたので、満足(笑)。 次なる目的地は安家洞である。

鍾乳洞なのだが、ここからはちょっと遠い。
東北って広いのね〜などと思いつつ到着。 入口でヘルメットを借りる。
ちょっと楽しみである。

しかし! 入ってみるとそんなにたいしたことないじゃないか!
期待していたのはもっと探検チックで、膝まで水に浸かりながら這いつくばって
進むような・・・全然そんな感じじゃなかったです。 中はかなり広いし、整備されていた。
されすぎていた。

このままでは収まらないので、ここから近くの龍泉洞に向かう。
駐車場に着いてちょっとガッカリ。 というのも、ここは安家洞よりさらに観光地化されている・・・。
中に入るのにヘルメットも必要ない。 ハイヒール、厚底OK!みたいなノリである。
まあ、この鍾乳洞の性質上しょうがないのであるが、ここは名前のとおり、ほとんど水である。
水深100mとかの泉の上に遊歩道ができていて、そこを歩いていく。 水はすごく綺麗である。

しかし・・・物足りない。

隣にある龍泉新洞にも行ってみる。 ちょっと小さめなのだが、こっちのほうが良かった。
鍾乳石についていろいろ解説もあったし、綺麗である。 今回はここが一番良かった。

さて、駐車場に戻り、あとはひたすら帰るのみ。
しかし、時間はもう夕方なので、今日はどこかでもう一泊しないといけない。
ひとまず4号線に戻るように南下する。 これが遠い遠い(笑)。
半分気が遠くなりかけたところでようやく4号線へ。 ここでまた雨が降ってくる。
面倒なのでカッパは着たままである。

北上あたりで雨が一時やんだのだが、なんと花火が遠くで輝いているではないか。
ちょっと行ってみたら、北上の花火大会で、割と大きいものらしい。

北上の花火

花火を見終わった後、キャンプ場を探索するが、どうも天候が怪しい。
もういいかげん雨のテントはどうかと思ったので、健康ランドで仮眠をとることにした。

健康ランド、一泊料金:2500円。  泣きがはいります・・・。
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