2002夏、北海道
7日目ー朝
次の朝、ここから襟裳岬に向かうことにした。 帯広を抜けてひたすら南下する。
ただ、まっすぐ向かうのもつまらないので、途中にある「ピョウタンの滝」に行った。

滝の中央に大岩が

公園が綺麗。 CMみたい
ここは半分人工の滝で、中央の大きな岩を
利用して周りを固め、発電&治水のために
ダムを作ったはいいものの、翌年の大雨で
使い物にならなくなってしまったという、
なんとも情けない滝である。 でも、その流れは
ものすごく、一見の価値はある。






はい、行き止まり〜

滝を見た後、その道を静内方面に向かってみる。
途中はまだ工事中のため行き止まりになっているのだが、
とりあえず行けるとこまで行ってみようの精神である。
たくさんの覆道をくぐり、たくさんの長い長ーいトンネルを抜けて、
行き止まりになる。 この先にもたくさんの長いトンネルが
出来ていそうだ。





黄金道路から見た海

Uターンして、襟裳を目指す。 海岸沿いの通称「黄金道路」を走る。
この道は黄金を敷き詰めるくらいカネのかかった道路なので、
こう呼ばれているそうだ。 走ってみると確かにうなづける。
山側は断崖絶壁、海は大荒れ、ガケ崩れはそこいらじゅうにあり、
かなりムリして道路を作ったようである。 しかも今まだ工事をしている。
すごいねぇ。



黄金道路の途中で陸の奥に入る。 豊似湖という湖が林道の奥にあるので、行ってみることにした。

林道はフラットで走りやすく、車も結構入ってきていた。 林道の行き止まり地点で
バイクを止め、200mほど歩くと湖のほとりに出る。


豊似湖

神秘の湖

これが小さいんだけどなかなか綺麗な湖で、
奥のほうまで歩いていくと芝生が生い茂っていた。
岸辺でお湯を沸かし、味噌汁とコンビニおにぎりを頂く。
静かで、なんともいえない自然を堪能した。




再び林道を戻り、黄金道路を南下する。 しかし今日は風が強くて、波しぶきがすごい。
ヘルメットのシールドもあっという間に塩だらけで前が見えなくなる。
海と断崖の狭間にある道路をどんどん走っていくと、襟裳岬に到着した。
ここでは「襟裳岬by森伸一」が駐車場に流れていて、その歌の合間におっさんの呼び声が響く。
・・・・はっきり言おう。 うるさい。


風速25mである。
臨場感がまるでない

襟裳岬は、世界的にも「風」が有名?な場所らしく、
岬に「風の館」なるものがある。
ここでは風速25mの風洞に入ることが出来る。 ただし有料。
体験してみたが、いまいち符に落ちない(笑)。







岬で写真なんぞを撮っていたら、またしてもワカゾウ君と再会。 どこにでも現れるねぇ(笑)。

ワカゾウ君は余裕のピース!

せっかくなので、ワカゾウ君にも風速25mを
体験してもらうことにした。








ゼニガタアザラシ。
わかるかなぁ〜?
ゼニガタアザラシを観察する望遠鏡があったので、それを使って撮影。











しばし話をした後に、ワカゾウ君と別れて札幌に向かう。
ここからは一気走りで行ってみることにした。

走ってみると、結構遠かった。 気がついたら、一度も休憩を取らずに
札幌まで来てしまったが、疲れるだけなのであまりおすすめはしない。
札幌は、江別のキャンプ場に泊まる事にした。 さすがに街に近いキャンプ場だけあって、
すごく混んでいた。 ファミリーもたくさん。 とりあえずテントを張って、札幌市街地に向かう。
目的は、「ラーメン」である。

私は、かなりラーメン好きである。 一日2食くらいラーメンでも文句は言わない。
そんな私が札幌に来てラーメンを食わないわけにはいかない。
今回は、SMAPの慎吾ちゃんが昔来たという「おじじ」にした。 うまい。 うまいぜ札幌。
やはりここまできた甲斐があったというものである。

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