2002夏、北海道
3日目ー朝

ワカゾウ君と上士幌にて

朝、2台で上士幌を目指す。 そこではバルーンフェスタが
行われる予定なのだが、問題は天気である。
雨だと中止になってしまうのだ。 到着すると、朝の競技は
中止になったそうだ。 次に飛ぶのは夕刻。 夕刻までここにいると
スケジュールが厳しいので、屈斜路湖に向かうことにする。

ワカゾウ君はここに残るそうなので、ここでお別れ。
またいつか会うことを願ってF650のエンジンをかけた。

足寄から、ダートに入る事にした。 しかし、私の技術ではF650は扱いきれないので、
比較的おとなしそうな林道を選ぶ。 第35線一の沢林道である。ツーリングマップルでは
「しまったダート13km」とある。 別に、「しまった!」と後悔しているわけではなく、固い土である。
あたりまえか。

入口からすぐのところに鹿よけのフェンスがあるので、バイクから降りてフェンスを外す。
ちゃんと戻さないと近所の畑は丸ハゲさ。


一の沢林道入口

さて、地図では分岐があるはずなのだが、どうもよくわからない。
わき道に行ってみるが、イヤな感じで草が生えているので
引き返すことに。 仕方がないのでそのままメインコースを走る。
途中でぬわわkm/hなんかも出しちゃったりして楽しい。
しかも沢沿いで標高も低いので、霧も出ていない。
そして国道に出ると、出たかったところに出た。 はて、分岐は
一体どこにあったんだろう? このあたり、林道がたくさんあるようだ。





自然を大切に

国道から、阿寒湖に向かう。 途中でゴミ袋をくわえた狐を目撃。
ちょっと悲しい。 あとで聞いた話だが、一度人間の食べ物の味を
覚えてしまった野生動物は、自然のままのエサを取ることを
しなくなったりするそうだ。 その結果、人里に姿をあらわすようになり、
車に轢かれたり、熊などは射殺されたりする。
エサをあげたり、ゴミを捨てることは人間にとっても動物たちにとっても
決して幸せな結果にはならない。





鶴見峠の頂上

阿寒湖から屈斜路湖に向かう。 が、まだ時間が早いので、
ダートをもういっちょ、道道1093を走って鶴見峠を越える。
ジャリだが、走りやすい。 しかし、頂上は霧がすごい。
どこへ行っても標高の高いところは全て霧だった。
無事下山して屈斜路湖方面に向かう。 目指すは池の湯温泉。
広い無料混浴露天である。 到着すると、なんと新人類の
「キックボーダー」出現! 徒歩でも自転車でもない。
徒歩よりは距離が稼げる乗り物なんだろうか・・・?


温泉は、ちょっとぬるめの淡緑色の湯。 苔が多く、岩の上は滑りやすいが、
湯船の底は丸いジャリなので、そうそう滑る事はない。

湯から上がり、今日の目的地の和琴半島キャンプ場に向かう。
途中ではたと気づいたが、和琴半島にお店はなさそうだ。
しからば弟子屈の町まで戻らなければならない。 結構遠い。

買い物を済ませ、和琴半島へ到着。 キャンプ場は400円だが、管理人は既にいない。
とりあえずテントを張って飯の準備。 今晩はカレー(レトルト)である。
だって、一人分なんて作る気にならないでしょ?

夜になって、和琴半島にある温泉へ。 水着の団体さんの中、当然のマッパで湯につかる。
上流側はなかなか熱くていい。 でも、人がいないときのほうがいいね。
あまりバシャバシャやられると苔が浮いて汚く見える。
頼むから、一族全員で泳ぐのはやめてくれ。 子供ならわかるが、
いい大人が騒ぐなってば。

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