2002夏、北海道
2日目ー昼
フェリー出航の1時間ほど前に乗船する。
乗船は、牽引トラック→自転車→バイク→乗用車の順番(だと思う)なので、
バイクは比較的早い時間に乗船となる。 2等室の場合は、なるべく早く乗り込んで、
壁側をゲットする必要がある。
2等室は、20畳くらいの広い部屋にゴロ寝するところなので、壁ゲットは非常に重要な意味を持つ。
しかも今回、さらに重要なポイントがあった。
コンセントである!
よく探すと、コンセントが壁にある。 ここに荷物を置いて、隠すように携帯の充電を行うのである。
現代のバイクの旅人にとって、これはかなり重要である。 また、風呂もあるのだが、
時間が遅くなると終了してしまったり、混雑するのでできれば早めに行っておきたい。
ここで、KawasakiのEX-4という個性的?なバイクに乗る青年(以下:ワカゾウ君)と友達になる。
彼は大阪から来て、一度北海道に渡り、内地に戻って”ねぶた”でハネてからまた上陸したらしい。
ねぶたの楽しさを聞き、来年は私もハネてみたい! と思った。
しばらく話をしていたが、疲れたのとワカゾウ君が船酔いしてしまったので、とりあえず寝ることにする。
目がさめたら、そこは雨の室蘭だった・・・。
雨がひどいので、今夜はライダーハウス(以下:RH)に泊まることにした。
ワカゾウ君も一緒に行くということなので、2台で雨の中を疾走した。
国道36号線(R36号)をひた走り、苫小牧を目指す。 苫小牧のコンビニで晩御飯を買い、
R235号の海沿いを南下する。 日高自動車道は無料で走りやすい。
しかし、北海道の寒さが容赦なく身を切り裂く。 ワカゾウ君に悪いと思いつつ、
グリップヒーターのスイッチを入れた。 もちろん、彼にはナイショである。
雨の夜に走るには恐ろしく遠い距離を走ったところで富川町の交差点に出た。
R237号方面に右折し、今度は山を登っていく。 さらに気温は下がってきた。
かなりつらくなってきたところで、ようやく振内の町に到着し、すぐにRHは見つかった。
真夜中に到着するとは非常識な客である。 このRH・鉄道記念公園は町が管理しているらしく、
利用料は580円だった。 トイレが綺麗。
廃線となった駅をつかって、客車を改造している。 機関車などもあった。
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