国際映像機器展、Inter BEEから。(2)




会場の上から別角度にて。

こちらはフジノンのブース、キャノンのとてつもないレンズを見た後だったので小さく感じてしまいますがコンパクトながら26倍のズームレンズ。
ローカル局のスタジオ辺りでお目にかかれそうなレンズとカメラヘッドです。
このタイプのスタジオカメラは全てパン棒(三脚を操る為の棒)に電動ズームスイッチやフォーカス調整つまみが付いているためカメラ本体を操作しなくても良いのですが、上の加増のカメラは切り換えて手動のハンドルでメカニカルなズームとフォーカスの調整が出来ます。
写っている方の右手で持っているのがそのハンドル。前後に出し入れするとズーム操作、ハンドルを回すことによりフォーカスの調整が出来ます、ズーム操作をしながらのピント調整が楽に出来ます。
このブースにも他にハンディーカメラ用のレンズが多数展示、デモされていました・・う〜ん、一本欲しいです。(^^;) (現在私も16倍ズームのフジノンレンズを愛用しています。)

ストロボを使わなかったのでピントが甘いですが、このカラフルな画像調整卓はソニーのブースにて・・後で解ったのですがソニーはブースの写真撮影は遠慮して欲しいとの表示がされていました。
ソニーと言えば家庭用βテープを用いた放送局用取材カメラ”ベータカム”がベストセラー、現在もβテープを記録媒体にしたデジタルフォーマットの”ベータカム”が展示してありました。
後はデジタルのノンリニア編集機材が多数・・。

こちらはヴィンテンと言う三脚などを製造しているメーカー、海外製品です。
作りがしっかりしており放送局などでも多数使われています、上の画像はスタジオカメラ用の”脚”でペデスタル・・と呼ばれていたような・・、スムーズなドリーミング(移動)が出来ます。
私も使ってみたい三脚も有るのですがやはりお値段が・・同じクラスでも国産の2倍程度の値段になります。(^^;)

こちらはペデスタルの上にクレーンを組んだタイプ、モニターも含めカメラは全て手元で操作が出来ます、ハイアングルからの撮影に威力を発揮、これでも規模は小さい方になります。

ちょっとユニークな撮影用台車、移動しながらの撮影用ですが通常は梯子型のレールを引きその上にカメラを乗せた台車が走るのですがセッティングに時間がかかります。
この画像でレールのように見えるのは太いチューブ状の物、しかも巨大な輪ゴムのように繋がっています、チューブ同士の幅が多少ラフでも台車側の車輪が追従し安定して走行出来ます。
チューブの設置も床に這わせるだけ、曲線も思いのままに作れる模様です、丸い円盤はカメラマンの座るイス、結構な重量にも耐えられるのですね。

こちらは三脚などを製造している平和精機、私もここのリーベックシリーズ三脚を愛用しています、画像に写っている物と同じタイプを所持していますが国産といえどもこのクラスになるとお値段もそこそこになりますね、しっかり作られて使いやすい三脚です。

平和が今回出品したクレーンアーム、今までの三脚、ドーリー(車輪)と組み合わせて手軽にハイアングルからローアングルの撮影を可能にした物、三脚用の雲台を逆さにしてカメラをぶら下げる様にしたのがミソか。
ただ、構造からみてハイアングルからの撮影時にはカメラのコントロールがやりづらいかも、どちらかというと三脚をオフセットにしたイメージか?。

こちらは何時も立ち寄るスティディーカムのブース、物が物だけにラインナップは変わりませんが最近は知名度も上がってきた様子。
今回は来場者に取り扱い体験は勧めていなかったのかちょっと寂しい展示になっていました。
一緒に今となっては懐かしいフィルム8mmの機材が置いてあり、”ビデオに飽きたら8mmを撮ろう”という看板も、8mmフィルムの画像が何となく新鮮に見えたりして。


このマークは何処のメーカーだったかな?、上のスティディーカムとよく似た(同じ?)システムです、この事をスティディーカムの方にお話した所、アームとカメラを結ぶジンバルサポート(軸受け)に特許が有るとのことでそこの構造は違う模様です。

次はオーディオ機材のブースへ・・でもあまり画像は有りませんが・・。


 前のブースへ  次のブースへ