ブラインド入力の練習方法 1998.9.4作成 2002.6.30更新
[ブラインド入力の練習方法]
1. 準備
キーボードの絵を作ります。(こんな感じで良ければ印刷してお使い下さい)
ローマ字の入力表を用意します。
2. まず姿勢を整えます。
イスを調整して深く座り姿勢を正しくします。そしてディスプレイ(パソコンの
画面)の位置が正面やや下になるように座り、キーボードの文字の部分が体の中心
にくるように置きます。キーボードの絵をディスプレイのなるべく近くに置いてお
きます。
3. ブラインド入力の練習を始めます
両手の親指以外については定位置が決まっています。これを「ホームポジション」
と言います。
左手の人差し指が「F」、中指が「D」、薬指が「S」、小指が「A」。
同様に
右手の人差し指が「J」、中指が「K」、薬指が「L」、小指が「;」です。
ホームポジションに定められた指を置くこと。ひとつキーを打ったら必ずこのホ
ームポジションに戻ります。遠いキーを打つときでも左右の手毎に、ホームポジシ
ョンのキーにいつもどれかの指が触れていることが重要です。
4. キーを打つ指は決まっています。初めが肝心です。決められた指で正確に打てる
ように練習してください。スペースキー(変換)は親指で打ちます。右側の「エン
ターキー」(確定)や「デリートキー」(右側1文字消去)は右手小指で打ちます。
最上段の数字や記号、ファンクションキーなどはキーを見て打っても結構ですが、
読点や句読点はブラインドで打ってください。通常の文字入力の場合には絶対にキ
ーボードを見ないようにします。最上段の数字や記号などは見てもかまいません。
文字入力の場合にキーの位置が解らないときは、キーボードの絵を見て打つように
します。
5. カナ入力よりもローマ字入力が覚えやすいでしょう。ローマ字入力は仮名入力に
比べて3割程度キー操作が増えると言われていますが、文字の種類が少ないのでキ
ーボードの操作が3段の範囲で済むためです。仮名入力もブラインドでできないこ
とは有りませんが、覚え安さと打ち易さからローマ字入力をすすめます。ちなみに
ローマ字入力ができるようになっても英語がブラインドで入力できると言うわけで
はありません。日本語の文字に大して指が反射的に動くようになるということです。
6. 10日間、毎日1時間程度の練習を要します。途中休憩を入れて1日90分見て
おくとよいでしょう。10日分の例題がありますのでこれに従って練習してみてく
ださい。10日目にはだいたい200字/10分ぐらいは誰でも打てるようになり
ます。ただし、300字/10分以上にならないと気分良く打てません。35歳以
上の人はもう少し練習する必要があるかもしれません。個人差があり、楽器などで
指を動かしていた人は10日間で十分に上達します。300字でワープロ検定4級。
400字で3級。1級は900字です。400字/10分が一応の目標です。
7. 実はせっかくブラインド入力が出来るようになってもまた一本指にもどってしま
う人がいます。毎日少しでも良いから文字入力を行うことが大切です。また文字入
力時に一本指打法に逆戻りしないように、常にホームポジションに指を置くことを
忘れないでください。
[教材1] 練習例題。
例題1 (1日目から5日目)
例題2 (6日目から10日目)
例題2は我が社の業務に沿った内容になっています。上下水道や電気設備に縁
がない方は、新聞の見出しなどを例題にして練習してみて下さい。
例題 料理のレシピ
[教材2] ローマ字表
パソコンを買ったとき文字入力の解説書に入っています。国語辞典にもあった
ような。
[教材3] キーボードの絵の作り方
1. まずパソコンを買ったときに付いてくる取り扱い説明書の中のキーボードの
絵を大きく印刷します。
2. 次に各指の守備範囲を囲んで色分けします。
Q,A,Zは左手小指ですから青に塗ります。次に左手薬指のW、S、Xと
の間に太い線を書いてこれらのキーはピンクに塗ります。EDCは青、RFV
TGBはピンク。右手人差し指に移ってYHNUJMは青。IK,はピンク。
OL.は青。P;/ピンクという具合です。
3. ホームポジションの8つのキーには赤丸で印を付けます。左右の人差し指の
ホームポジションであるFとJには、どんなキーボードにも触れば解る印が付
けられています。
4.一般的なキーボードの絵は下記のどちらかをクリックして下さい。
VISIO 2000(図形作成ソフト)を持っている人
VISIO 2000(図形作成ソフト)を持っていない人
[参 考] 仮名漢字変換のヒント
1.仮名漢字変換の操作方法についてはパソコンに付属している「ATOK」ま
たは「IME」の説明書をご覧下さい。ブラインド入力の練習に先立って簡単
に練習してみることをお勧めします。
2.どんどん文字を打ち込んで、文節毎に変換してゆく方法が良いでしょう。文
節というのは助詞などを含む「ね」で区切れる単位です。
3.ファンクションキーを上手く使うことをお勧めします。カナ漢字変換の確定
前の場合のファンクションキーの機能は下記の通りです。
F6:ひらがな
F7:カタカナ
F8:半角
F9:英語
F10:大文字と小文字の切り替え。記号の呼び出しなど。
(記号呼び出しは確定後の機能)
[付 録] 講習会案内
ps.「ローマ字表」と「キーボードの絵」については少しストックがあります。希望され
る方はメールをください。在庫限り。
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