1995年6月

地球観測用モジュール「スペクトル」ドッキング。

1996年4月

同じく地球観測用モジュール「プリローダ」ドッキング。
こうして総重量130tを超える宇宙ステーションが誕生したのです。
「ドラゴンフライ」
ミールからいつくも広げられた太陽電池パネル・・・。
そんな姿を見て、いつしかそんなふうにも呼ばれるようになりました。





スペクトルモジュールが打ち上げられる数カ月前。
ミール宇宙ステーションの近くに初めて異国の、しかも人の乗った宇宙船が接近しランデブーをしました。
スペースシャトル。
両国を象徴する宇宙のシンボル。
その後、合計9回にも及ぶミール・シャトルのドッキングミッションにより、後世に残る様々なデータが残され、大国同士の平和への掛け橋となりました。


しかし、予定されていたモジュールを全てドッキングさせ、本来の姿となったこの時がミールにとって始まりでした。
宇宙技術神話の崩壊。
その大きな体はゆっくりとゆっくりと蝕まれていました。
そう「平和」という名前が疑われてしまうほどに・・・。



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