顕微鏡搭載型光ヘテロダイン変位計
(HVM-400) (HVM-250)

光ヘテロダイン変位計の1プローブ1出射型のプローブを顕微鏡鏡筒上部に設置し、
顕微鏡による観察と同時に変位量を測定します。

<< 特徴 >>
その1  被測定物の測定点をピンポイント
その2 被測定物状態観察と並行計測できる

<< 構成 >>
  顕微鏡鏡筒上部に光ヘテロダイン変位計のプローブが取りつけられ、顕微鏡鏡筒内をレーザ光が直進し、対物レンズ直下の被測定物からの反射光を再びプローブで検出する構成です。図4にその構成図を示します。
  落射照明系、CCDカメラを取りつけ通常の顕微鏡として被測定物を視認すると共にCCDカメラを用い、ディスプレイ(CRT)上で被測定面状態を観測できます。被測定物はステージの上に置かれています。ステージ上に様々な装置を取り付けることもできます。
  図1の構成概略図で示しますように、顕微鏡部は上部からヘテロダイン変位計プローブ、調整用ステージ、アダプタ、接眼レンズ部、CCD分岐部、落射照明系部、対物レンズ部、ステージ部、台座となります。ヘテロダイン変位計のプローブは1プローブ1出射型を標準として用います。基準面はプローブ内にあります。(2プローブタイプも可です)。CCDカメラはCCD分岐部に、落射照明系用電源は落射照明系部に取り付いています。ステージに自動ステージを取り付けることで、自動化することもできます。被測定物の散乱反射状態より対物レンズのNA(倍率)を決めて下さい。


図1 顕微鏡搭載型ヘテロダイン変位計構成概略図

<< 仕様 >>
ヘテロダイン変位計の仕様が基本的に適用されます。プローブの選択も3つのタイプから選択できます。
HVM400−A HVM4000−M HVM250−A HVM250−A
変位計 HV400 同左 HV250 同左
プローブ 2タイプより選択(1プローブ1出射型を推奨) 同左 1プローブ1出射型 同左
金属管 2m(4m程度まで変更可能です) 同左 同左 同左
顕微鏡部 落射照明系、CCDカメラも設置 同左 同左 同左
試料台ステージ 自動ステージ 手動ステージ 自動ステージ 手動ステージ
付属装置 CCDカメラコントローラ、ディスプレイ、自動ステージコントローラ、落射照明用電源 CCDカメラコントローラ、ディスプレイ、落射照明用電源 CCDカメラコントローラ、ディスプレイ、自動ステージコントローラ、落射照明用電源 CCDカメラコントローラ、ディスプレイ、落射照明用電源


<< 顕微鏡搭載型の応用例 >>
◇ 微少形状物の変位量分布測定−顕微鏡により焦点位置ではビーム径は3〜100μmとなり、横分解能も高くすることができます。
◇ 面粗さ・うねり分布測定−ステージとの組み合わせにより自動化も可能
◇ 全体像と微少部分の変動の関連性・相関測定−不均一振動体のエネルギー分布など
◇ 全体像の観察と測定の同時進行

<< 外観写真 >>
  光ヘテロダイン変位計本体と顕微鏡部に分かれます。顕微鏡部の上部には変位計のプローブが搭載されています。プローブの下方に調整用ステージ、アダプタ、鏡筒本体、接眼部、CCD分岐部、落射照明部、対物レンズ部、ステージ(写真では自動ステージ)、台座となります。光ヘテロダイン変位計本体部と顕微鏡部のプローブ部が金属管(光ファイバーが収納されています)で結ばれています。顕微鏡の種類などユーザの要求に応えます。


<< HVM-250 >>
HV250を用いた顕微鏡搭載型ヘテロダイン変位計は、次の点でHVM400と異なります。
(1)分解能、応答速度、応答周波数
(2)リアルモードのみの観測
構成に関しては全く同じです。相違点に関する特性はHV−250のページをご覧下さい。<HV250>のページ。

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