高校２年の紺野真琴は，クラスメートの千昭・功介と
野球をしたりする他愛もない毎日を過ごしていた。

その日，真琴はツイてなかった。
残しておいたプリンは妹に食べられてしまうし，
抜き打ちテストはあるし，調理実習で油をひっくりかえすし，
ふざけてプロレスごっこをする男子に巻き込まれるし…。

けれどその日最もツイてなかったのは。
踏切で止まろうとしたら自転車のブレーキが壊れていた！
迫る電車，宙に投げ出される真琴。

「私…死ぬの…！？」


次の瞬間，真琴は道で転んでいた。
既に聞いたはずの４時の鐘が再び鳴る。


「あれぇ？私，電車に突っ込んだはずなのに」

叔母の芳山和子に相談するとそれは「タイムリープ」だと言う。
最初は半信半疑だった真琴だが，ひょんなことから
時間跳躍のコツをつかんでからはガンガン使い放題。
嫌なことがあったらやり直し！すべてがうまくいっていた。

そんなとき，ただの友達だと思っていた千昭から突然の告白。
動揺した真琴は時間を戻し，告白をなかったことにしてしまう。
ところが今度は友達の友梨が千昭に告白。まんざらでもない千昭。
「昨日は私に告ったくせに！」なんだか気に入らない真琴。
必然的に功介と２人でいることが多くなったところへ
今度は功介に憧れる引っ込み思案な下級生が登場。
功介は彼女の告白を断るが，それが真琴がいろいろ
やり直しをしたことに起因していると知った真琴は，
タイムリープを繰り返し恋の成就に奔走するのだが…。

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