最近撮った写真から ( 2012その1 上海 )


(Jul. 24, 2012)



7月24日朝、揚子江右岸に面した上海国際クルーズターミナルに到着。 下船後、上海にもう7年以上も在住して、米国の某社のアジア地域
での営業を統括して来た米人R氏夫妻のお出迎えを受けた。 彼の運転手付の車で16時まで上海の名所を幾つかゆっくりご案内頂いた。




東シナ海から長江 ( 揚子江 ) の河口に入り、遡って5時間くらいで上海のターミナルに着く。
 この途中で夜が明けた。 川幅が広いから、向こう岸が見えているのかどうかも不明。




夜が明けてくると、右岸には延々と工業地帯が続くのが見える。 ガントリークレーンやタンク群、工場、発電所などが、上海までの両岸に、
一体幾つあるのか、数えているうちに嫌になって止めてしまった。 世界中から物を買い付け、世界中に物を積み出しているのだから、
当然ではあるが、ただただ驚くばかりであった。( この辺になると水が茶色く汚れてきているのが分かる ) 




同上




上海に来ると誰でものぼる 「 東方明珠塔 」 に私たちものぼった。 塔の周囲には高層ビル群が文字通り林立している。




塔の展望台からも、もちろん高層ビル群が見える。 この辺は金融の中心地である。




上海市を二分して流れる長江の支流の黄哺江。 5万トン以下位の船はここまで入って来られる。 砂利、石炭、木材などを積んだ
小さな船がひっきりなしに運航している。 対岸の川べりに並ぶ低い建物群が第2次大戦前は租界 ( バンド ) にされていた地域。




眼下には高速道路とビッシリ駐車している高級車の群れ。 35年前の中国には車などほとんど無かった。




旧 「 租界 」 ( バンド ) の中に在る元 Fairmont Hotel は現在 「 和平飯店 」 となっているが、戦前の重厚な造りはそのまま残されている。




同上 床や壁は上等の大理石だ。




バンドの中でもちょっと奥まった所に在る旧英国総領事館




この地域の古い由緒ある多くの建物はホテルほか各種の用途に使われている。 ただしもちろん現在は中国の所有で、沢山の紅旗がそれを示している。




今も各所で高層ビルの新・増・改築が進んでいるが、足場の材料の一部 ( 床部分 ) に編んだ竹材を使っている所が中国らしいと思った。


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