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パソコンのメールアドレスをお持ちの方には、年賀状を出さず、
ホームページの年賀のページ
をご覧頂くこととし、そのページへのリンクをつけたご案内のメールを、元旦の午前零時に送るという方法を、
一昨年から始めて今年で3年目になりました。 パソコンをお持ちの友人や親戚も、毎年どんどん増えてきたので、
今年はついに、6対4くらいで在来型の年賀状よりも多くなりました。
この方式についての体験、自己評価、感想などを書きます。
- 送るのは簡単です。 メールのBCCに100人分くらいのアドレスを事前に入れるのに10分ほど。 発送は一瞬で済みます
( BCCで出すので、後になって誰と誰とに出したか分からなくならないように記録をとっておく )。
- 元日の午前零時に発送すると ( この点は12月中旬に 「 謹賀新年 」 などと書いて投函する年賀状よりは誠実?です )、
数分後には、もう感想のメールがいくつも送られてきます。 年賀状では味わえない興奮です
( 皆さん除夜の鐘の時間にパソコンも消さずに起きているのですね )。
- 海外の友人たちにも ( 時差を考えて元日の午前に ) 簡単に送れます。 郵便局の休みも関係ありません。
- ページを作るのには結構時間がかかります。 写真撮影から始めて、延べ10時間は必要でした。
- 送れる情報量は、ハガキの10倍くらい有ります。 旧年中の体験談、新年の決意など、いろいろ何でも書けます。
サイズが大きいので、写真やイラストも迫力があります。
- そそっかしい方、操作に不慣れな方などは、メールをよく読まず、年賀のページを開けずにメールを閉じてしまいます。
もちろん 「 何だ、これは 」 となるかも知れません。 ページを開けて、ちゃんと読んでくださった方は、
概して好感を持って下さいます。
- でも、感覚の違いでしょうが 「 手抜きしたな 」 という風に感じる人もいらっしゃるようです。
私は、印刷屋に印刷させた年賀状にワープロで宛名を印刷したものよりは手間がかかっていると感じますが
( 自筆の文字も入れられます )、それは自分が制作を体験しているからでしょうか。
- 私などは、黒い小さな文字が並んだだけの単純なメールの賀状でも、文章次第では素っ気無い年賀状よりは人間味があると感じますが、
人によっては、受け取って淋しく感じる人も居るかも知れません。 携帯電話に入ってくるメールの方が、親近感があるだけ、
まだ幾らか良いと言うかも知れません。 結局、ネット年賀状は受け取る人次第だと思います。
- 夫婦二人宛てに出した場合でも、他方がそばにいないと、ひとりだけが読んで閉じられてしまう場合があるようです。
- 受信者の中に、ウイルス ( 正しくは W32.Klez.H@mm というワーム ) に感染しているのに気づかない呑気な方がいるようで、
翌日以降、連日5通も10通も、ウイルスつきメールが、二人のパソコンに頻繁に送りつけられてきます。
防御態勢は完全ですから、被害は被りませんが・・・。 年賀のページに二人のメールアドレスを書いたからでしょう。
どなたか知りませんが、お調べください。 助けてください!!!
- 何百人に出しても、費用は無視できるほど僅かです。 ペーパーレスというか、資源の節約をしている実感もあります。
- やはり、人の世代交代が進むと、このような 「 ネット年賀状 」 というか 「 電脳年賀状 」 というか、こういう形に、
次第に移行して行くのではないでしょうか ( 電話の普及と共に日本中の年間の手紙の数は毎年減ってきているのに、
年賀状の数だけは、従来あまり減らなったのですが )。 写真つきの携帯電話のような形態も含めて・・・。
- 年賀状には双方向性が顕著です。 つまり 「 出さない人からは来なくなる。 出した人からは来るようになる 」 という現象です。
私が一部をこのようなネット年賀状に変えてから3年、パソコンをお持ちでない方 ( つまり私が年賀ハガキを出している方 )
からの年賀状は減りませんが、ネット年賀状に変えた相手の方の大多数からは、年賀状は来なくなりました。
でも、それは最初から覚悟?していたことです。 私ども夫婦の健在は毎年分かって頂けるわけですし、何人かに一人は、
ご感想のメールを下さいますし、それで十分です。