伯母子岳は熊野古道小辺路歩きの際、大股から腰抜田まで伯母子峠を越えたが伯母子岳のピークに登らずに通り過ぎてしまった。せっかくすぐ近くまで登ったのに、と損をしたような気持ちを引きずっていた。 いずれ登れるだろうと思っていたが、なかなかその機会がこなかった。ここは登山道までの林道からの景色も小辺路と同様に雄大で、頂上に向かっての山歩きなしで、車などでも高野・熊野の山並みは楽しめる。 しかしやはりピークはきわめたい。 1時30分近くに登りはじめた。これは1344mの高さの山を往復11km歩くのには少し遅い出発である。 いつものことであるが、いけるところまで行こうということで歩き始めた。 ![]() ルートはのっけから公園のようなきれいな道ではじまる。 天気がもっとよければなおいいのだが、梅雨の終盤でまだ天気が悪い。天候が悪くなれば引き返す気で歩き出したのである。歩き始めて5分くらい歩いたところでストックを忘れたことに気づき、取りに戻った。これで出だしで10分ほど遅れた。 鹿が出迎えてくれた。最近は、熊野や吉野の山で鹿に出会わなかった時の方が少ない。それほど鹿は増えている。 伯母子岳への道は散歩道のようなきれいな道が続いている。 アップダウンは何度もありそれなりの疲労感はあるが、概ねラクチンなわかりやすい道である。 出発が遅かったので、写真を撮ったり休憩したりしていると時間がおしてきた。 頂上まで1.7kmの地点まで来た時すでに4時30分で、そのまま頂上を目指すと往復2時間かかり、それからさらに3時間の帰りの道があるので、ハイキングをしに来たつもりで引き返すことにした。 頂上まで1.7km地点でコーヒーを湧かして飲んだ。ブナ林の中は暗かった。 もと来た道を引き返し、登山口の車の所に着いたのは5時50分であった。 頂上に登っていたらきっと8時を過ぎてしまうところであった。 ▲ページトップへ
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2014年10月11日、伯母子岳にリベンジ登山をした。以前にも登りかけたのだが、いつもの通り時間切れになり頂上まで1.7kmのところで時間切れになり引き返している。今回は何が何でもピークに登る、という意気込みで朝7時に家を出た。 歩き始めは、8時23分。 見覚えのある景色の中を、歩を進めた。 あいにく天気は薄曇りで、もう一つシャキっとしなかったが、快適な登りであった。紅葉には少し早い。欲を言えば青空がほしかった。 口千丈山の頂上には、9時16分に到着した。三角点があった。 ![]() あまりゆっくりできないので先を急ぎ、歩き始めて約1時間で頂上まで3.5km地点を通過。 頂上近くで男性二人に追い抜かれた。 頂上向けて我々より遙かに速いスピードで登っていった。 そしてこちらがまだ登っているときに降りてきた。 12時39分に伯母子岳山頂の三角点についた。 やっと伯母子岳のピークに到達した。万歳して記念写真を撮った。 昼ご飯は自家製で、湯を沸かしてみそ汁を飲んだ。 山頂で食べるご飯はまた格別である。まして一度目は到達しなかったところである。 今日は三角点を見ながらの食事である。 頂上から熊野古道小辺路に降りる道があり、案内板がたっている。 以前小辺路を歩いたとき、この頂上に登ろうと思ったが時間がなく、とうより体力がなかったのかもしれないが、パスした。 時期はピークがずれているのだがあちこちできれいな花が咲いていた。 マイクロニッコールをオリンパスペンPL-2につけて、クローズアップを楽しんだ。 このカメラかなり古いが思いの外よく写る。 マニュアルのニッコールレンズも現役復帰である。 写りに遜色はない。山頂で花を撮ったりコーヒーを飲んだりしたあと、1時に下りを開始した。 途中牛首山でコーヒータイムにした。山で飲むコーヒーはなぜかうまい。 やはり下りは頂上に登ったという達成感と、あとは帰るのみという安心感で、スムーズであった。 膝や踝に若干の不安はありつつも、自然と足は速くなる。それに今日はまだ明るい。 下り終わって車についたのが4時23分であった。ちょうど8時間で往復した。 車に乗ってすぐ、鹿君が送ってくれた。 ▲ページトップへ
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