宇太水分神社
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<宇太水分神社(中社)>

2013年12月23日参拝した。
宇太水分神社(うだみくまりじんじゃ)は3社あるという。
宇太水分神社は、芳野(上社)・古市場(中社)、下井足(下社)の3社があるどちらが本筋かは分からないようである。
まずいわゆる下社と言われる下井足地区にある宇太水分神社に参拝した。
少し道から外れたところにあり、境内には誰もいなかった。
下社の祭神は、天之水分神(あめのみくまりかみ)、国之水分神(くにのみくまりのかみ)、天兒屋根命(あめのこやねのみこと)、品陀和気命(ほんだわけのみこと)である。
拝殿は新しい。境内はきれいであった。

次に古市場の水分神社中社に行った。由緒によると、創立は崇神天皇の時代で、大和の東西南北に祀られた水分のうち東に当たるのが中社とされる。すばらしい造りの本殿3棟が並んでいる。

これらは国宝である。

2003年の社殿の塗り替えの時にわずかに残された色彩が発見されそれを元に復元されたという。
中社の祭神は、天水分神、速秋津比古神(はやあきつひこのみこと)国水分神である。

第一殿の棟木に元応2年(1320年)の墨書があり、他の2棟も同時の建立と推定される。
国宝の3棟とも春日造で、隅木入春日造で建立年代の明らかなものとしては最古のものという。
周りにある摂社は、春日神社本殿、宗像神社本殿でいずれも重要文化財である。

宇太水分神社は『延喜式』の大社で水配の神である。

宇陀川及び芳野川をさかのぼると伊勢と宇陀・芳野の境界にそびえる標高1249mの高見山がある。
古代人はこのきれいな山を神と仰いだだろう。その高見山と宇太水分神社の地理的関係や古代の山岳信仰から見ると、 宇太水分神社のはじめは高見山にあると思われる。


(境内はきれいである)

(正月を迎える準備)

(古代の雰囲気が漂う)

(夫婦杉がそびえている)

(古市場恵比須神社)

(夫婦杉の説明)

(先撮ってしまった。反省)

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