願行寺
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<願行寺>

割り箸の里下市の川筋から少し中に入ったところに願行寺がある。
小振りだがきりっとした感じの寺である。
ここは伊勢路も近く、昔は栄えたのではなかろうか。案内板にもあるように600年近くの歴史がある。

ここの庭園は、「本堂と大書院との中間に位置する218uの準平庭で、特色は穏健な石組みを主とし、玉石を敷きつめ、平坦地を水面に見立て枯山水的な取り扱いをしている数少ない室町時代末期の築造庭園機構の一つとして重要な文化財である。」としている。余り大きくはないがいいお寺であった。

願行寺は、浄土真宗本願寺派至心山願行寺。もとは秋野坊舎といった、応仁2年(1468年)に本願寺第八世蓮如上人が吉野の要地伝道の本拠として開基されたと伝えられている。
往時は、本願寺門跡正院家ならびに中本山として、大和・近江・摂津に70以上の末寺を持ち、本善寺「飯貝御坊」とともに、吉野83ヶ寺をまとめ「下市御坊」と称しました。天正6年(1578年)、筒井順慶(つついじゅんけい)によって焼かれ、現在の建物は江戸時代に再建された。
本堂は、本格的な浄土真宗寺院の形式をもつ、数少ない建造物で、天正7〜11年(1579〜1583年)の建築とみられ、その後3回にわたり大修理などが加えられたという。
永禄10年(1567年)の寄進銘をもち、永禄の銘としては大和で最も古い梵鐘(ぼんしょう)や、明応6年(1497年)の墨書のある阿弥陀如来画像など、貴重な文化財がある。そのうち本堂、鐘楼(しょうろう)、梵鐘、阿弥陀如来画像は下市町指定文化財となっている。


(蓮如上人像)

(町並みが見える)

(川岸風景。なかなかいい)

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