本当に朝は来るのだろうか
暗い空が朝焼けに染まり
やがて青を差す時間が
僕にも訪れるのだろうか
僕一人だけ時間の狭間に
落ちてしまったのではないか
時計の針は動いているのか
秒針の音も耳からは遠い
朝を待つことがとても長く苦しい
目を閉じてもいつまでも訪れない眠り
次の朝が来るとは思えない不信感
この終わらない時間をどう乗り越えれば良い
僕の体を誰が乗っ取っているの
胸の真ん中に居座って
荒々しく息を吐く黒い不安の塊に
僕は胸の内から掻き毟られている
足の裏から燃やされているように
地に足が付かない
乾いたため息ばかり漏れる喉が渇き切る
何も見たくない目が宙を泳ぎ回る
闇は濃い色をして
その深みを図ることはできない
そっと差し入れた手の先も
闇に飲み込まれそうで勢い手を引く
焦れている心が空回りを続ける
その無意味な回転の速度を
どんどんと上げているのは自分
ガラクタの思いをせっせと集め焚き木とくべる
やがて歯止めなく動き出す空回り
自分自身が巻き込まれ目を回すその速度
摩擦熱に上げる悲鳴
心の虚妄の苦しみと念じても
その長い患いから逃れる術も無く
眠れない夜に朝を念じている
美しい朝焼けが空に広がる姿を
お守りのように胸に念じ抱いている
それでも夜は長い