風のささやき

赤子

親の笑顔を真似て笑う赤子
何度も何度も飽きることなしだ

屈託の無い笑顔は
もう親の笑顔を上回って明るい
余計な涎まで垂らしたりはするが

いつの間にか親が赤子の笑顔を
真似しようと一生懸命になっている
いつかの昔には自分も
見せていた眩しいような笑顔

どれだけの笑顔を君はこれから
見せてくれるのだろう
沢山の人の笑い顔に包まれて
好きな笑顔を真似ながら

しっかりと繰り返し覚えるんだよ
今のその笑顔忘れないように
こころつぶれてしまいそうな時にも
きっとその笑顔が守ってくれるから
笑っていれば誰か手を差し伸べてくれるから
無理してでも笑って見せることが必要なんだ