風のささやき

鎮魂歌(伯父に)

また一人さようならをして
あなたらしい生き方をして
迷っても迷っても
あなたらしい生き方へと戻って行けた
その強さの訳を知りたいと思った
振り返ればきっと悲しいこともあった
それは僕らの伺い知れない所で
でも楽しいこともあった
その中にはきっと
僕らの姿もあったことを信じ
人と人とをつなげるものは
暖かな気持ちそれを胸にまた感じながら
それが与えてもらったものであること
それを僕の子供たちにまた与えて行くこと
それができているのか不安に思う僕に
そのままやれば良いと
励ます声を微笑む遺影から聞いて
長い間ご苦労様でしたという
誰かのお別れの言葉が心に残った
ご苦労様と言われるほどに僕も
一生懸命に生きられた姿を見せたいと思います