団栗拾い 小さな背丈は地面に近い 見るまに拾う 耳を澄ませば風が吹くたび 落ちる音がする恵み その方へ 一目散に駆けてゆく 口に入れてみたくもなる 地面にまかれた秋の宝石 まだ青い粒も混ざる 小さなポケットはパンパンだ