風のささやき

童話

時々は君たちの
その先にいる
子供たちを思い描く

童話を書いていると
まだ見ない子供たちの
笑顔を身近に感じる

それは疑いを知らない
希望に花開いた笑顔だ

僕の言葉がそこに注がれる
温かな育みの雨であれば

それは少しの僕の涙
喜びにせよ悲しみにせよ
含んではいて