がらくた
一人 布団の中に取り残されて しんしんと冷えてゆく 冬の夜に眠れない 窓の隙間から押し入る冷気が 添い寝をするように 首筋へ触れる 眠らない街は かりそめの静けさを深め 眠れない頭は 心配だけに冴えてゆく 明日に生きたくはない かき乱される胸が苦しい つまらない妄想が湧きたち そのたびに心臓が跳ね上がる 必要以上の血を吐き出し 陸の魚のように弓なりになる 僕を駄目にする洗脳が始まる 目の奥に失敗だらけの映像が ジンジンと熱を持ち蘇る ほら こんなにも無用な人だと 繰り返し思い知らされる 耳の奥で言い争う声が響く 頭に入り込んだ 終わりのない水掛け論 正しいさをつぶしあう 怒鳴り声ばかり 聞き飽きて耳をふさぐが 夜通しその声を 僕は耳に響かせて 目が血走ることになるのだが それでも朝は訪れる 迎えたくない明日を連れてくる こんな騒がしく 眠れない夜の拷問を 誰が知るのだろう もう心からうんざりとして いつからこんな壊れた部品を 寄せ集めた僕なのだろう その部品を修理することも 取り替えることも出来ないままに ただ軋む身体で生きている
自分を責め続ける自分に眠れなくて。Last Updated 2025/12