風のささやき

失敗

こっそりと胸の中にしまい
ずっと隠していようと思っていた失敗の数々が
僕を口ごもらせている

きっととるに足らないものだと
わかってはいるのに
記憶の片すみにさえ誰も
覚えてはいないものだと
わかってはいるのに