風のささやき

カサブランカ

真っ白な ワンピースを
身にまとう あなたは
まるで大輪の カサブランカ

夏の朝日が 触るように
眩しい 無垢の白さが
甘く 匂いたつ

触れたいのに 触れられない
羽音を心の あせりと従わせ
僕は飛べない 蜂のよう
あなたのまわりを ただ ただよう