紅葉に 誰よりも早く 色づいた 赤い小さな紅葉 年月の過ぎ去る あまりの速さに 怒り心頭に それとも誰よりも早く 秋に見初められた 恋する胸の高鳴りに 木々のうちにも 一年が巡り 年輪が刻まれて 寂しさは 深く刻まれてゆく 年を追うごと 僕にまた