風のささやき

ある日

小鳥さえも ついばまない
つまらない考えに 日が暮れる
焦りさえもない どうしようもない心

笑うでもなく 泣くでもなく
夕日模様に 手がつけられなくて

公園のベンチに 投げだした体
やることもなく 暮れてゆく空

それでも一つ 溜息をついて
引退したがる心は どう引き戻せばいい