風のささやき

仮面

血潮にのって 
邪が体をかけめぐる

汚れ 腐り始めた
心のうめきには 耳を傾けず
顔にのせた仮面
歪んだ笑顔の化粧で飾る

騒々しくて
みんなと同じように空騒ぎ

分からなくなる
これがほんとうの
自分なのだろう と