風のささやき

寂しさはなぜ湧き去らぬ夏の夜の風は眠れと慰めるのに

何でもないのに
何故か寂しさが湧いて
自分の心の中に居座っていた夜でした

開かれた窓からは心地の良い風が吹いて
まるで僕のその寂しさを
慰めてくれるかのようだったのですが
その寂しさは消えません

何処から寂しさは湧いてくるのでしょうか
笑いの傍らにも皆と一緒にいても
制することもできずに
胸の中一杯に広がって

その夜はなかなか眠れずに
好きな音楽に耳を傾けていました

← 短歌一覧に戻る