風のささやき

人波は思いもてんで街角の人の迷宮逃げ出せずいる

人の多い所が昔から苦手です
人の多い街角を歩いていると
人を避けるのに疲れてしまいます

人波は大きな流れとしては
一つの方に流れて行くのですが
その中の人々はそれぞれの目的地と
約束の時間を持っているので
てんでバラバラ

ついつい人にぶつかりそうになったり
避けようと思うと同じ方向に避けて見たりと
まるで出口の無い迷路を歩いているようです

人の思いと息の中に閉じ込められて
苦しくなって空を見上げたりする自分がいます

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