風のささやき

荷造りや枯らしたサボテン刺した棘抜けぬは恨みか忘れないでか

とある家で荷造りを手伝っていたのですが
ベランダには枯れてしまった
サボテンがありました

結構立派なサボテンだったのですが
枯れてしまってもうゴミ扱いです

ゴミ袋に入れて処分しようと思ったら
親指の先に痛みを感じました
サボテンの棘が刺さりました

枯れているので
油断して掴んだのですが
身を守るための棘は
立派に役にたっていたのですね

まるでそれが
水もやらずに枯らしてしまい
ゴミ扱いにして捨てる人への恨みのようにも
その痛みで忘れないでいて欲しいと言う
メッセージのようにも思えて
思わず棘のささった親指を眺めました

その棘は結構しつこくて
なかなか親指から離れずに
十分に忘れられない痛みを与えられました

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