風のささやき

6時過ぎ通勤列車の倦怠は飼いならされた首かせと重い

海外から帰って来た後などには
いつもの通勤の電車に乗っている自分の姿が
とても不思議に感じられることがあります
何故自分はこんな電車に乗って運ばれているのだろうと

一度普段の現実から離れることで
現実と思っている生活に違和感を抱くのでしょうね

それでも数日もすると
その違和感も薄れてしまい
いつもの生活に戻っていく自分
すっかりと正体の分からぬ大きな力に
飼いならされてしまったという
敗北感のような物を感じてしまいます