風のささやき

壁越える緑の蔦の勢いや盛夏の駅に巡り会う友

電車から吐き出されるように
ホームに降り立ちました

沢山の人の列に並び歩いていると
駅の壁の上の方から
緑の葉を茂らせた蔦が
顔を覗かせていることに気がつきました

昨年も蔦は壁を越えて伸び
壁を覆うばかりに伸び広がったのですが
夏の終わりには刈り取られて
寂しく思っていました

また伸びてきた蔦の葉を見られるとは
その生命力にちょっと驚くと共に
古い友人と会えたような
喜びを感じました

 #2016 夏に